【クラクフ・聖マリア教会】こんな教会見たことない!独特な魅力を徹底解説!

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旅行:ポーランド
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はな

2019年よりスペイン・バレンシア在住。英語・スペイン語話者。
社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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ポーランドの古都、クラクフ

16世紀までポーランドの首都が置かれていたこの街では、その歴史の深さを感じることができるスポットがたくさん点在しています。

ヨーロッパ旅行で一応教会を訪れてみるけど、正直違いがよくわからない…

そんな方にぜひ訪れてほしいのが、このクラクフの聖マリア教会です。

なぜなら、その景観はヨーロッパの他の教会のどこにもないような、独特なものだからです!

これまでに120以上のキリスト教教会を訪れた筆者が、聖マリア教会の魅力について徹底解説していきたいと思います!

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クラクフ聖マリア教会:概要

クラクフと言えば!この教会を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

クラクフ中央広場に建立されたこの聖堂は、外見からもその圧倒的な存在感を示しており、1978年にはユネスコ世界遺産に登録されました。

本来の名前は『聖母被昇天教会』(ポーランド語: Kościół Wniebowzięcia Najświętszej Marii Panny)ですが、多くの場合、聖マリア教会の名で親しまれています。

建築様式は「ブリック・ゴシック式」と呼ばれ、ポーランド=ゴシック様式の典型例の一つとして挙げられます。

クラクフ観光をするにあたって、おそらく何度も通り抜けるであろうこの中央広場では、どこから見ても背の高い尖頭部分が顔をのぞかせています。

クラクフ聖マリア教会:基本情報

教会観光に関する基本情報はこちらです。

【聖母被昇天教会】
英語名:Saint Mary’s Church
ポーランド語:kościół Mariacki
営業時間:
月~土11:30-18:00
日・祝14:00-18:00 ※例外あり。こちらから確認できます。
料金:
通常 / PLN 10(約290円)
シニア 65歳以上 / PLN 8(約230円)
学生・子供 / PLN 5(約145円)
公式サイト

聖マリア教会では、祈りをする人のためのエリアと、観光用のエリアが分けられています

正面入り口は、お祈りをする人のための入り口なので、正面から見て右側にある入り口から入ります。

チケット売り場は、観光用入り口の正面にある建物の一階です。

クラクフ聖マリア教会:歴史

13世紀前半に最初の建設が開始されるも、モンゴルの侵攻により一度破壊されました。

13世紀末期にその廃墟の上に現在の原型となる形で教会の建立が開始された後、裕福な市民の多大なる支援を受け14世紀に完全な再建が行われたと言われています。

クラクフ聖マリア教会:ラッパ吹きの伝説

ヨーロッパの多くの国では、街の城門を夜明けと日暮れの時間になると、教会のラッパの音色を合図に開閉していた歴史があります。

このクラクフでも同様にその伝統がありますが、そのラッパの音色は最後まで演奏されることなく、途中で終了してしまうという特徴があります。

これは、13世紀のモンゴル兵の侵入の際に、いち早く気づいたラッパ吹きが、それを街中に知らせるために塔の上からラッパを吹いて街を守ったものの、モンゴル兵の矢に射抜かれて絶命したという伝説に基づいています。

聖マリア聖堂では、現在でも時報として一時間ごとにトランペットによる時報が鳴らされています。

クラクフ聖マリア教会:天井・壁面

何より注目すべきは、内部装飾の美しさです。

天井を含む内装のほぼすべての部分が青を基調とした装飾で彩られています。

ヨーロッパの多くのゴシック聖堂は、内部装飾はステンドグラスを除いてシンプルな色味のものが多いです。
これらは、かつては色彩をともなった装飾をされていたものもありますが、長い年月を経て退色してしまったものがほとんどです。

しかしこのクラクフの聖マリア教会は、見るものを圧倒するような繊細で力強い装飾が、訪れるものの目を奪います。

青色の顔料は当時手に入れるのが非常に難しく、そのため、高貴なものや権威を表す目的でしばしば利用されていました。

クラクフ聖マリア教会:祭壇画

さらには、主祭壇裏には、彫刻家Veit Stoss(ファイト・シュトース)が1477年から1489年にかけて制作した祭壇画があります。

この祭壇画の作成にあたり、クラクフの市民からは多大な寄進が寄せられたという記録も残っており、このことからもポーランドの人々の信心深さを感じることができます。

この祭壇画は、中世から現存しているものの中では、最大級のものと言われていますが、私が行った時にはちょうど修繕工事中だったため、残念ながら全体像を見ることはできませんでした。

しかし、代わりに修繕の様子を間近で見ることができ、近づくとニスの匂いを感じました。

約550年前に制作されたこの祭壇画は、二度の世界大戦の火の手から運よく逃れ、現在もその美しい姿をとどめています。

このように、少しずつ修繕されながら、歴史がずっと続いていくのだなぁとしみじみ感じました。

クラクフ聖マリア教会:装飾のポイント

その他、筆者が個人的に注目してみてほしいと思ったのは、壁面と天井の装飾です。

色合い自体も、他のヨーロッパの教会ではなかなか見られない強い色調が特徴ですが、デザインも、典型的な西欧のキリスト教の装飾とは若干異なります。

装飾をよく見て見ると、アジアの仏塔や寺院でも見られそうなエキゾチックな装飾が施されている部分もあります。

他の国や街からの周遊でクラクフを訪れる予定の方は、ぜひ雰囲気の違いを楽しんでみてください。

クラクフ聖マリア教会:シャンデリア

ヨーロッパの教会の多くは身廊(真ん中の通路)部分に大きなシャンデリアが設置されていることが多いですが、このクラクフの聖マリア教会のシャンデリアは、設置されている位置が低めです。

そのため、目線からかなり近い位置で、シャンデリアの詳細を見ることができます。

一つ一つの装飾の細かさや優雅さも素晴らしいですが、強烈な色彩を背景にしたシャンデリアの美しさは、筆舌に尽くしがたいものがあります。

ぜひ隅々まで教会内部を歩き回って、それぞれの角度の異なる景色を楽しんでみてください。

まとめ:教会巡りに疲れたあなたに行ってほしい

ヨーロッパ旅行をしていると、有名観光地には必ずカテドラルや教会があり、なんとなくそれらに足を運んでいる人も多いと思います。

でもぶっちゃけ見ても違いがわからないし、全部同じに見える…

と思っている方。わかります。

そんな人にこそ、ぜひこのクラクフの聖マリア教会に行ってみてほしいのです。

入った瞬間に、強烈な色彩と、厳かな雰囲気に、キリスト教に関心のない人でも圧倒されること間違いなしです。

もちろん他にも、クラクフには見どころの多い教会がたくさんありますので、時間に余裕のある方は、周辺の教会と見比べてみるのも楽しいかもしれません。

以上、古都クラクフの聖マリア教会徹底解説でした。

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