【文化編】知っておきたい!スペインで感じたカルチャーショック

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スペイン文化
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はな

2019~2021年までスペインで語学留学。2021年秋からはイタリアで美術史修士課程。スペイン語 Dele C1, 英語 IELTS 6.5。社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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スペインに留学や旅行に行きたいと思っている人が気になるのは、現地の文化ですよね。

日本とは遠く離れた国であるスペインでは、日本人の私たちにとっては不思議に感じる文化もたくさんあります。

そこで、スペインに来てからの一年間で筆者が感じたスペインに来て感じたカルチャーショックについて、「環境編」「文化編」「食文化編」「ファッション編」の4つに分けてご紹介していきます!

今回は、「文化編」です!

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カルチャーショック①:仕事がない

スペインの若者の失業率が高いというニュースを見たことがある方もいるのではないでしょうか。

筆者もスペインに来る前からなんとなくその情報を耳にしており、「経済状況が不安定だから、仕事が少ないんだろうな~」とぼんやり考えていました。

実際スペインに来てみると、想像以上に「仕事をしていない人」が多いことに正直驚きました。

日本での友達の多くは、高校や大学を卒業後に企業に就職している人が多く、働いていない友達の方が珍しい環境にいたため、結構衝撃的でした。

日本のように新卒一括採用という概念はなく、また、大学卒業後が大学院への進学が一般的なこともあり、筆者と同年代(20代後半)でもまだ学生の人、定職についていない人もたくさんいます。

「みんなと同じじゃないといけない」という考え方がないので、それぞれ自由な選択肢を持っています。

そのため、ワーホリを考えている方は、現地での仕事を見つけるのは難しいと思ったほうがいいかもしれません。

もちろん、ジャパニーズレストランや日本語の先生など、働いている人ももちろんいます!が、貯金を潤沢に持ってスペインに来るのがおすすめです。

カルチャーショック②:シェアハウス

スペインでは、学生や独身者は基本的にシェアハウスをしています。

日本だとシェアハウスは珍しいですが、スペインでは一人暮らししている人の方が珍しいです。

シェアハウスと言っても、キッチンとバス、リビングは共有で、自分の部屋が確保されているのでプライベートはかなり守られます。

日本人の留学生やワーホリの人は基本的にシェアハウスに住むことになると思いますが、いい物件、暮らしやすい環境を見つけるのはなかなか難しいです。

筆者は個人的に思うのは、「同居人との相性」が何よりも大切ということ。

合わない人と暮らすのは、本当に大変です。

スペインのシェアハウス「ピソ」について詳しく知りたい方は、こちらの記事へどうぞ。

カルチャーショック③:実家暮らし

先ほど触れた通り、スペインの若い世代は仕事が見つからない(あっても収入がかなり少ない)という人がたくさんいます。

そのため、実家暮らしの人が多いという印象を受けました。

日本だと、大学進学や社会人になったタイミングで親元を離れて生活する人が多く、20代後半でも実家で暮らしている人は少数派なのではないでしょうか。

ちなみに筆者はスペインに来るまで26年間実家暮らしでした。(笑)

スペインでは、年齢に関係なく、実家暮らしの人は非常に多いです。

というか、進学や就職など特別な事情がない限り実家に暮らすのが普通、という感じです。

親元を離れて生活している人も、親との連絡を頻繁にとっていたり、毎月のように里帰りしている人も珍しくなく、親子の絆が強い文化なのだと感じました。

カルチャーショック④:信号無視

信号、本当にめっちゃ無視します。

赤でもガンガン渡ります。特に歩行者。

車が来ていなければ渡っていい」というイメージのようです。

そのため、スペイン人の友達と日本を訪れた際には、反対に「どうして車が来ていないのにみんな待っているの?」と聞かれたほどでした。

筆者も、はじめはなにかとてつもなく悪いことをしているような気持ちになってしまい、友達に「渡れるよ?」と言われてもNo!と言っていました…

が、やはり、慣れるものですね…。

もちろん車が来ているかはよく確認しますが、車通りの少ない道などは、信号が赤でも足早に渡るようになりました。

しかし、これは決して赤信号でも渡ってOK!というわけではありません。

スペインでは信号が赤なのに一人が渡るとみんな渡るので、ぼーっとしていると「青になった」と勘違いして、自分も歩き出してしまうことがあります(笑)

そして、歩行者が信号無視をするということは…

そう、車の運転マナーも、かなり悪いです。

赤信号から青に変わる瞬間は、マリオカートのような感じです。

みんな若干フライングします。

反対に黄色信号ではブレーキではなくアクセルを踏みます。

また、車は日本と反対で左側から来ますので、横断する際には注意してくださいね!

カルチャーショック⑤:郵便・宅配

郵便物や宅配便、なかなか届きません。

日本の配送業は本当に本当に優秀です。世界一です。

筆者も、スペインに来る前は「宅急便は翌日に届くもの」と思っていました。

全然届きません!!!

届くことには届くのですが、かなり遅いです。

郵便も、届かないことが多々あります。

どうしてこんなことが起こってしまうのかよくわかりませんが、以前銀行口座を開設してカードを作ったとき、「郵送しました!」という連絡があってから到着まで1週間以上かかりました。

日本から荷物を送ってもらったときは、さらに時間がかかり、なんと受け取りまで3か月もかかりました。

しかも日本で宅配料を1万円以上払ったのに、受取に6,000円かかるという…

不在などが置いてあれば気づけるのですが、集合住宅に住んでいると必ず自分の手元にその連絡が来るとは限らないので、知らないうちに荷物が日本に送り返されていた…なんてこともあります。

日本へ郵便物を送る際は、届いたらラッキーくらいの気持ちで送るのがいいと思います!

カルチャーショック⑥:電車マナー

逆に日本の電車マナーが厳しすぎるのかも?とも思いますが、スペインでは「マナー」という概念はあまりないような気がします。

例えば日本では、電車内での通話はマナー違反とされていますよね。

スペインだと、電車内の電話はOKです。

電話している人めっちゃいます。

飲食している人もたくさんいるし、イヤホンなしで音楽を聴いている人もたくさんいます。

というか壁に向かって熱唱している人もいます。

日本のように電車が混むこと少ないというものありますが、自由度はかなり高いと言えます。

反対にスペイン人から見ると日本の電車は「静かすぎて怖い」らしいです。

まとめ:全体的に日本より自由度が高い

スペインに来て気づいたことは、日本には「暗黙のルール」が多いということです。

信号無視をしない、というのは、身の安全を守るために当然のことですが。

しかし、車が全く通っていない道で「信号が赤だから」という理由だけで待ち続けることは、ただの思考停止なのでは?など、カルチャーショックにより結構哲学的なことを考えたりしました。

電車内でも街角でも、人々が大声で話したり笑ったりしていて、なんだか人間らしい国だな、というのが全体的なスペインの最初の印象でした。

以上のことはスペインでは結構よくあるので、びっくりせずに冷静に対応してくださいね!

以上、スペインで受けたカルチャーショック「生活編」でした!

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