【環境編】知っておきたい!スペインで感じたカルチャーショック

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スペイン文化
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はな

2019~2021年までスペインで語学留学。2021年秋からはイタリアで美術史修士課程。スペイン語 Dele C1, 英語 IELTS 6.5。社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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スペインへの留学や旅行を計画している人にとって、「スペインって実際どんなところ?」というのは、気になるポイントですよね。

筆者はスペインに来て1年以上経ち、生活にもかなり慣れてきましたが、最初の頃は驚くことばかりでした。

このシリーズは、環境編、生活編、食文化編、ファッション編の4つに分けて、日本との文化の違いと、カルチャーショックについてまとめていきたいと思います!

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カルチャーショック①:トイレ

スペインだけでなく、日本以外の国はほとんどそうなのかもしれませんが…

はっきり言って、トイレはマジで汚いです。

紙がない、水が流れない…はまだいいとして。

ドアが壊れている、鍵が壊れている、というのは日常茶飯事です。

「紙がない」というのも、タイミング悪くないわけではなくて、初めから置いていないのでは?と思うことすらあります。

トイレットペーパーホルダーのないトイレもあります(笑)

水が流れなくて焦ることもあると思いますが、スペインに住んでいる人は流れないことに慣れているので、気にしなくて大丈夫です。

ちなみに、絶対に便座に座ってはいけません!

病気になることもあるそうです。

というか便座のないトイレもたくさんあります。

トイレに関しては、詳しく別記事に思いの丈をぶつけているので、気になることはこちらをどうぞ。

カルチャーショック②: 物乞い

こちらもスペイン以外の国にも共通して言えることです。

物乞いが多いです。

街中どこにでもいるわけではないですが、教会の前やスーパーの前には基本的に誰かしらお金を恵んでもらおうと待っている人がいます。

慣れないうちは、少しこわい気がしてしまうかもしれませんが、特に危害を加えたり、追いかけられたりするわけではないので、そこまで不安に思わなくて平気です。

声をかけられても、きちんとNoと言えば問題ありません。

ただし、観光地などでは物乞いのふりをして気を引いている間にカバンやポケットの中身を盗まれることもあるので、その点には注意が必要です。

カルチャーショック③:英語

なんとなく、ヨーロッパの国は英語が通じる印象がある人も多いと思いますが、かなり国によります。

スペインは、比較的英語が通じにくい国です。

体感で言うと、日本と同じくらいだと思います。

英語が少しでもわかると、「すげー!」という感じです。

もちろんバルセロナやマドリードの観光中心地ではかなり英語が通じます。

夏にバルセロナ、マドリード、トレドへ旅行をしましたが、ほとんどの人に英語で声をかけられました。

そこでスペイン語で返事をしたら「なんだ!スペイン語話せるの!?俺の下手な英語で頑張ってたのが恥ずかしいよ!」と言われました。

観光地では英語を使って仕事をしている人も多いですが、みんながみんな流暢というわけではないようです。

筆者の住んでいるバレンシアという街は、バルセロナ、マドリードに次いで大きな都市ですが、ほぼ100%、スペイン語で話しかけられます。

つまり、スペイン語の語学留学をしたい人にとっては、かなりいい環境だとも言えます!

カルチャーショック④:地方ごとの文化

スペインはイベリア半島にある国で、国土は日本よりも大きいので、「大国」なイメージがある方も多いかもしれませんが、人口はかなり少ないです。

日本の三分の一、4,600万人程度です。

こう比べてみると、日本は小さな島にたくさんの人がぎゅっと住んでいるのだな~と思います。

現在のスペインを含むイベリア半島は、中世にはイスラムの支配下にあったということは、歴史の授業で習ったという人もいると思います。

その影響もあり、最も長くイスラム圏であったアンダルシア(スペイン南部)には、今もイスラム文化の影響が見て取れます。

私たちが「スペイン」という国に関して最初に思い浮かぶ「明るく陽気」なイメージは、だいたいこのアンダルシアのもののような気がします。

ちなみに北部にあるバスク地方は、いわゆるラテン系の明るいノリというより、「堅実」といったステレオタイプがあるようです。

バスク人の友達にバスク語を話してもらったことがありますが、スペイン語とは全く異なるため、スペイン人でもほとんど理解できないそうです。

スペイン国内には公用語が四つあり、カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語、そしていわゆる「スペイン語」です。

スペイン人は「スペイン語」のことを「カスティリアーノ」と呼びます。

カルチャーショック⑤:生活費

「ヨーロッパに住んでいる」というと、「お金が大変そう」という印象を持たれることが非常に多いです。

が!!!

声を大にして言いたいです。

日本の物価は、スペインに比べたら結構高いです。

つまり、スペインでの生活費はかなり安いです。

バルセロナやマドリードのホテルは「なかなか高い」というイメージを持たれがちですが、他の都市はそうでもありません。

スーパーで買い物をしてみるとわかりますが、日本に比べると、生鮮食品の値段がかなり安いです。

特にお肉!とフルーツ!は本当に安いです。

季節にもよりますが、りんごや洋ナシは1キロ1.60€(200円)

1個ではなく1キロですよ!

牛ひき肉1キロ5.20€(600円)」で買っていると母に電話で話したら、「あり得ない!!!!」と驚いていました。

ただし、外食費は高いです。

パエリア二人前が20-30€(2,400-3,600円程度)はします。

カルチャーショック⑥:基本徒歩

これもかなり驚いたことですが、スペインの人、めっちゃ歩きます。

筆者は横浜育ちで、大学・会社は東京に通っていたので、めちゃめちゃ基本的に10分以上の徒歩は「すごい歩いたな」と感じます。

都心に住んでいる方にはわかると思いますが、基本、電車やバスでの移動になりますよね。

しかし私の住んでいるバレンシアはそこまで交通網が発達していないせいか?みんな基本的に歩きます。

30分くらいなら基本は徒歩です。

筆者はよく買い物でメトロの4つ先の駅まで電車で行くのですが、「電車で行くの!?」と笑われました。

いや、徒歩40分だよ!?

東京は世界トップレベルに公共交通機関が発達した都市なので、電車でいけないエリアはほとんどありませんが、スペインだとそういうわけにはいきません。

遅延もします。(ただし思ったほどは遅れない。ドイツ鉄道の5倍マシ。)
終電は11時台。(飲み始めは22時なのに…)

というわけで、基本歩くことになります。

バレンシアは幸い坂が全くない街なので、友達と帰り道に話しながら進んでいれば、あっという間です。

冬でも寒すぎないし、夏も夜は涼しいし、雨がほとんど降らないので、意外と歩くのも楽しいということに気づかされました。

まとめ:トイレだけは本当に気を付けて!

まとめそれかよ!

って思った方いますよね。(笑)

でも本当に、他のことは少しずつ慣れていけると思うのですが、トイレだけは本当にミスしてほしくないので…

絶対に便座に座らないでくださいね!!

以上、スペインに来て驚いた文化【環境編】でした!

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