ランゲージエクスチェンジって?言語交換のメリットとデメリット

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スペイン語学習
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はな

2019~2021年までスペインで語学留学。2021年秋からはイタリアで美術史修士課程。スペイン語 Dele C1, 英語 IELTS 6.5。社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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外国語を勉強している人にとって、ネイティブとの会話の練習環境を継続して作るのは簡単ではありません。

留学や英会話スクールなどリスニングとスピーキングを練習する方法はいくつかありますが、費用がかかってしまうものが多く、なかなか踏み出せないという人も多いはず。

そんな方にぜひおすすめしたいのが、ネイティブ(もしくはその言語が話せる人)との言語交換ができるランゲージエクスチェンジです。

今回の記事では、ランゲージエクスチェンジを愛して止まない筆者がそのメリットとやり方について徹底解説します!

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ランゲージエクスチェンジって?

そもそもランゲージエクスチェンジって何をするの?と疑問に思われている方もいると思いますが、コンセプトは単純です。

外国語を勉強したい人同士がマッチし、お互いの言語を教え合うというものです。

具体的な例でいうと、「英語を勉強している日本人と、日本語を勉強しているイギリス人が、お互いの言語交互に話して練習をする」といった感じです。

英会話スクールなどは費用がかかる代わりに自分の学びたい言語だけを話すことができますが、一方でランゲージエクスチェンジは相手の学んでいる言語を話してあげることが会話練習の対価になるというイメージです。

日本に住んでいる人の場合、必然的に日本語を勉強している外国人は多いので、英語やそのほかの言語を話すことのできる外国人を見つけるチャンスはかなりあります。

東京だったら一瞬で見つかります!

ランゲージエクスチェンジは直接会って話すだけでなく、メッセージでのやり取りや、電話、ビデオ通話などの方法もあります。

教科書や参考書にはない、リアルな外国人の話す言葉を吸収することができるため、座学以外の勉強法を探している人に圧倒的におすすめです。

ランゲージエクスチェンジに向いている人

ランゲージエクスチェンジは、仕組みは単純ですが、始めるには少し勇気が必要かもしれません。

というのも、テキストや映像教材などと異なり、生身の人間を相手にしている活動だからです。

ズバリ、ランゲージエクスチェンジに向いている人は以下のタイプの人です。

  • 異文化コミュニケーションに興味がある
  • 人と話すことが大好き
  • 人見知りをあまりしない
  • ミスをすることを恐れない
  • 日本の文化を外国人に伝えたい

当然ですが、他の文化背景を持つ人とのコミュニケーションをとることがランゲージエクスチェンジの主な活動になります。

相手の文化は自分の文化と大きく異なる可能性もあり、その違いを「面白い」と思って楽しめる人はランゲージエクスチェンジに向いています。

異文化交流でなくとも人と話すことが好きな人は、日本語であっても他の言語であっても積極的に会話を持つことができるため、ランゲージエクスチェンジを効果的に実行できる傾向にあります。

同様に、初めて会った人との会話にストレスをあまり感じない人は、ランゲージエクスチェンジを行うことに抵抗が少ないと言えます。

一人で勉強しているときには自分の自由に時間をかかることができますが、生身の相手との会話をするためにはスピード感も重要です。

細かいミスを気にせず、とにかくしゃべってしゃべって思っていることを伝えたい!という人は、ランゲージエクスチェンジで確実に伸びます!

最後に重要なのは、日本文化への関心です。

日本語を学びたいと思っている外国人の多くは、日本の文化についても関心を持ってくれています。

言語の質問の他にも、日本の文化について質問される場面もあると思います。

そんなときに自分の意見や価値観をきちんと伝えられる人は、相手からも好感をもたれるため、言語交換ができるチャンスをどんどん増やすことができます。

ランゲージエクスチェンジのメリット

ランゲージエクスチェンジのメリットは本当にたくさんあるのですが、あえて選ぶとすれば、以下になります。

  1. 会話のテンポを体感できる
  2. 自然な発音に触れることができる
  3. いい意味で勉強している気分にならない
  4. 費用があまりかからない
  5. 友達ができる!

一つずつ、詳しく説明していきます。

会話のテンポを体感できる

独学で語学を学んでいる人や、参考書だけで勉強をしている人にとっては、実際の会話がどのように進んでいくのかを知ることができる機会は非常に大切です。

もちろんYouTubeなどの動画を見てネイティブ同士の会話を聞く機会はたくさんありますが、実際にそれらの言葉が自分に向けられるのと傍観しているのでは、難易度が違います。

慣れないうちの会話練習は体力を消費します!ガチで

相手も自分のレベルに合わせてゆっくり話してくれるかもしれませんが、それでもは、言語学習のスパイスになります。

もちろんわからなければ聞き返すもOKです。

学んできたことをアウトプットし、自分になにが不足しているかを知ることができる機会になります。

自然な表現や発音に触れられる

日本の英語教育の中でよく話題になるのが「ネイティブはこんな言い方しない問題」です。

具体的なフレーズの列挙は置いておいて、「ネイティブって本当にこの言い方するのかな?」と不安になるよりは、「じゃあ逆にどんなフレーズがよく使われているの?」ということを学んだ方が、はるかに手っ取り早いです。

言語交換というと、「自分が話す練習」に焦点を置きがちですが(それはもちろん間違いではないです!)、実際は圧倒的なインプットのチャンスでもあります。

自然な発音と表現に触れられるのは、ランゲージエクスチェンジの大きなメリットです。

映画などでよく聞くフレーズを記憶して自分で真似するのも有効ですが、自分が言われた言葉、体験したシーンは、強烈に記憶に残ります。

直訳したら日本語の意味とはややずれてしまうようなフレーズも、ネイティブが使っている場面を自分で体験すれば、どんなニュアンスで使われるのかが体感的につかめますよね。

いい意味で勉強している気分にならない

3つ目のランゲージエクスチェンジのメリットは、「勉強している気分」から解放されるということです。

筆者の経験談で言うと、スペインへの留学を決めてから東京で半年程度、5人くらいの英語、スペイン語話者と実際に飲みに行きました。

当時、仕事をしながら独学で英語とスペイン語を勉強していたのですが、仕事で疲れた状態で机に向かうのはなかなかしんどく、平日は参考書を開く気力がない日も多々ありました。

しかし、ランゲージエクスチェンジの場合は、飲みに行ったり電話をしたり、生身の相手との交流がメインになるため、勉強するぞ!と意気込まずに楽しみながら実行することができました。

そしてなにより、単語暗記か文法問題をやり続けていると飽きてしまうタイプの人は、ランゲージエクスチェンジのように刺激的な学習方法がピッタリだと思います。

費用があまりかからない

ネイティブとの会話練習ができるとは言え、費用がほとんどかからないのがランゲージエクスチェンジのいいところです。

都内で開催されているランゲージエクスチェンジや国際交流イベントでは、参加費の他にドリンク代などがかかる場合がほとんどです。

そうだとしても!英会話スクールに通ったり留学したりするよりはかなり低コストで続けることが可能です。

対面のランゲージエクスチェンジではなくアプリを利用したり、一度つながった人と何度も会ったりしている場合、やり方によってはほとんど費用をかけずにランゲージエクスチェンジをすることも可能です。

余談ですが、筆者がスペインで通っていた英語×スペイン語のランゲージエクスチェンジは、500mlのビールが300~400円程度でした。(参加費無料)

毎週4~5時間の滞在で2~3杯くらい飲んで1,000円程度でした。(たまにめっちゃ飲むときもあります。おほほ)

友達ができる!

ランゲージエクスチェンジの最大のメリットはズバリ、これです。友達ができます!

かなり偏った例になりますが、スペイン留学2年目の筆者の友達は、すべてランゲージエクスチェンジで知り合った人たちです!

反対の場合を想像してみてください。

日本に日本語を学びに来た外国人にとって、日本人と友達になる(しかも英語などの外国語がある程度わかる人)方法って、あんまり多くはありませんよね。

そんな彼らにとってのチャンスが、ランゲージエクスチェンジなのです。

人によっては個人的なつながりよりも、純粋な言語交換にだけフォーカスしたいと考えている人もいるかもしれませんが、もし気が合う人と知り合えたら、最高だと思いませんか?

またまた余談ですが、筆者の親友はスペインに到着したその週に行ったランゲージエクスチェンジで偶然同じ席に座った女の子です。

それから2年間ずっと仲良しで、お互いの家族を訪ねたり、いろんな国を二人で旅行したりしています!

ただ友達と遊んでいるだけで語学学習になるなんて、最高ですよね。

ランゲージエクスチェンジをうまく活用すれば、素敵な学習パートナー兼友達に出会える可能性も大いにあります!

ランゲージエクスチェンジのデメリット

ランゲージエクスチェンジには、たくさんのメリットがある代わりにデメリットもいくつかあります。

  1. 相手はネイティブでも「教えること」のプロではない
  2. お互いのある程度の基礎語学力が必要
  3. ナンパ目的の人もたまにいる

それぞれ詳しく説明していきます。

相手はネイティブでも「教えること」のプロではない

これに関してはこちら側も同じことが言えるのですが、日本語を自然と話せる私たちにとって、「これって形容詞?形容動詞?」などといきなり文法の質問をされると、結構こまりますよね。

相手も同じ状態にあります

その文章が正しくない、もしくは違和感があるということはわかるけど、それが文法的にどうして間違っているのかをうまく説明できない場合もあるということです。

文法的に細かい点を突き詰めて学習したいという人でももちろんランゲージエクスチェンジを活用することはできますが、「正確な文法解説」が相手から返ってくることを期待してはいけません。

それが日本語でできる人も少ないと思いますし、相手にもそれを理解してもらうことが大切です!

一方で、文法に関する意見がネイティブの間でもわかれるというのも、実は「あるある」です。

英語の例で言えば、イギリス、アメリカ、オーストラリアをはじめとした数々の国で話されており、それぞれ違いがあるため一概に「これが正しい」ということは困難です。

あくまでも「会話練習」を目的にランゲージエクスチェンジを活用し、細かい文法や語彙の学習は別の方法を採用するのがいいかもしれません。

お互いのある程度の基礎語学力が必要

ランゲージエクスチェンジは、どのレベルの人でもできる学習方法というわけではありません。

初心者で基本的な文法も語彙もまだない状態でいきなり実践会話の練習をしても、なかなかハードだからです。

もし相手の日本語がそこそこ上手な場合、伝わらないときはついつい日本語での説明をしてしまい、結局あまり英語や自分の学習したい言語を話せなかった…ということもあると思います。

じゃあ私なんてまだまだだ…

と思った方。心配ありません。

文法をすべて理解する必要はもちろんなくて、ここでいう基礎というのは現在形で自分の気持ちを伝えることができたり、簡単な文章を構成できたりするレベルです。

ヨーロッパ規格で言うとA2レベルであれば十分スタートできると思います。

筆者が東京でスペイン語を学んでいるとき、ランゲージエクスチェンジで月に一度お茶していた南米出身の男性がいました。

そのときは、お互いの日本語・スペイン語レベルがまだまだだったので基本的に英語を用いて会話していました。

しかし、理想は他の言語を介さず、お互いが学習したい言語だけで話すことです。

当然ですが、数回ランゲージエクスチェンジを行うだけでは会話力は急激には伸びないので、継続して続けるうちに「話せる」という実感がわきます。

とにかく場に飛び込んで、どんどん話す!

間違えれば間違えるほど、悔しい思いをすればするほど、日ごろの学習のモチベーションにつながります。

ナンパ目的の人もたまにいる

特にアプリを通してランゲージエクスチェンジのパートナーを探す人に注意してほしいことは、ナンパ目的に人がたまにいる…というか、結構いるということです。

筆者は女ですが、東京でランゲージエクスチェンジの定番アプリ「HelloTalk」を始めた瞬間、おびただしい量のメッセージが届いたことを覚えています。

そして95%が男性でした。(笑)

もちろん真面目に日本語を勉強したい!という人もたくさんいます!

しかし、男性の中には「日本人女性と“知り合いたい”」という人も結構いました。

すぐに会いたいと言う人や、日本語を学習する意思があまり見えない相手は注意が必要です。

実際に会う場合は、メッセージなどのやり取りを通じて相手の学習に対する姿勢を見てから約束をする方が安心です。

ハマれば一気に伸びる素敵な学習法

ランゲージエクスチェンジは費用を抑えて会話練習ができる魅力的な学習方法です。

そしてなにより、机に向かって黙々と勉強するよりもずっと楽しいです!

筆者はスペインに来てからの1年間、週2回のランゲージエクスチェンジにほぼ欠かさず参加していました。

コロナがなければ、今でも週1~2回行ってたと思います!

そのおかげでスペイン語の資格試験(DELE B2,C1)では、オーラルで高得点を獲得し、合格することができました。

人と話すのが好き、異文化交流をしたい、いろんな国の友達が欲しいという人は、バシッとハマれば一気に語学力が伸びる可能性があります。

最初は勇気が要りますが、慣れれば楽しみながら学習ができます!

ぜひ、ランゲージエクスチェンジに挑戦してみてください。

以上、ランゲージエクスチェンジのメリットとデメリットでした。

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