スペインへの留学を考えている人の中には、「現地で友達ができるだろうか…?」と不安に思っているひとも多いのではないでしょうか。
私も、実際に現地に着くまでは、友達出来る?スペイン語のコミュニケーションは?英語は?どんな国の人がいる?と不安でした。
そこで今回は、実際にスペインで知り合いゼロから一年間生活してみて、
「スペインでよくこの話題になるな…!」
と思ったものについてまとめていきたいと思います!
気の合う人と出会うのが一番大事
自分を変える必要はなし
今回の記事では、「スペインでよく話題になるもの」について取り上げますが、実際、だからと言って無理やり周りに合わせる必要は、全くないです。
好きなことじゃないと深く語れないし、そもそも興味ないことに時間を費やすくらいなら、気の合う友達に出会える場所に赴く方が効率的です。
ではなぜこれをご紹介するかと言うと、これらに少しでも興味があり共通点を見つけられると、それをきっかけに話題を広げやすいからです。
相手と盛り上がれそうな開けた話題を足掛けに、その人自身のことを話題にするような展開ができれば、相手との距離はぐっと縮まります。
というわけで全てを網羅する必要は全くありません。
ちなみに「ベスト5!」として紹介しますが、実際ほとんどの話題に私は関心がありません(笑)
なので、無理にすべてを吸収するというよりは、気になるものがあれば、それを深めてみる…という程度で読んでいただければと思います。
待っていても何も変わらない
日本にいるときは、ある程度なにかのコミュニティに属していることになるので、必然と同じような話題があると思います。
交換留学であれば、ある程度周囲に同じ環境の人がいるはずなので、自然とコミュニティに入れるかもしれません。
しかし、語学学校やワーホリで滞在している人は、自分から声をかけていかないと、本当に何事もなく時間が過ぎていきます。
スペイン語が下手でも、英語ができなくても、まずは相手に関心を持って話しかけることが大切だと思いました。
一人友達ができれば、芋づる式に友達の輪が広がるのが、スペインの良い所でもあります!
数打てば当たる
話しかけた人があまり良い反応ではなかった、趣味が合わなかった、と言っても落ち込んではいけません。
とにかくたくさん声をかけるのです…!
でも、何を話していいか、わからない!そんなときに、相手からの良い反応が得られる可能性が高い話題が、以下の5つなのです。
もちろん、相手の過去の発言(金曜日にクラブに行った等)、服装(サッカーのユニフォームを着ている等)などを踏まえて会話を始めることが前提ですが、これらの話題は反応率がかなり高いです!
では、一つずつご紹介していきます。
スペイン 友達との話題①:レゲトン
スペインの夜遊びと言えば、「クラブ(スペイン語でdiscoteca)」。
スペインに限らず、ヨーロッパ系の人は毎週末クラブに出向いている印象があります。
日本でクラブと言えば、英語のクラブミュージックがかかっていることが多いですが、スペインのクラブではほぼレゲトンが流れます。
レゲトンとは、ヒップホップとラテン音楽が融合した音楽で、同じスペイン語圏であるラテンアメリカ諸国から流入してくるものが多いです。
「レゲトン」が好きで、意味を知りたくてスペイン語の勉強を始めた!という人もいます。
スペイン語の勉強にもなるし、遊びに行くとなると、クラブ行こう!という流れが非常に多いので、興味がある人は流行りのレゲトンをチェックしておくと、スペインのナイトライフをより楽しめると思います。
なお、私はレゲトン・クラブに全く興味がないので、「クラブ行こう!」と言われたら断ります…。
一方で、レゲトンやクラブ文化が好きな日本人の友達は、そこから遊び仲間をどんどん増やしていて、うらやましいな~と思います。
スペイン 友達との話題②:サッカー
これは本当に定番中の定番。
スペインではみんなサッカーの話をしています。(言い過ぎ?)
そして、これも、私は全く関心がありません…。
私が一人のレアル・マドリードファンに言われたのは、「バルセロナを応援しているくらいなら、興味がない方がまし」。
そうです、この対立はかなり溝が深いので、応援しているチームによって、友達になりやすい場合と、距離が遠のく場合があり得ます(笑)
とはいえ、サッカーの試合の時期(チャンピオンズリーグなど)になると、どこのバルも満員になり、椅子がテレビに向けてセットされるのが、スペインのお国柄です。
スペインに留学やワーホリに来ている人の中には「サッカーが好きで来た」という人も本当に多いです。特に男子はほとんどそうなのでは…と思うほどです。
私のように、サッカーに関心のない方。サッカーの話題を振られたらどうしよう…と思いますよね。
安心してください。
私がこの一年間で身に着けた魔法の言葉があります。
サッカーはわからないけど、この街が好きだからバレンシアを応援している!あとは日本!
といえば、みんな満足してくれます!(笑)(筆者はバレンシア在住)
留学中にサッカー好きな友達同士を私が紹介して繋げたことがきっかけで、かなり頻繁にバルに試合を観に行っていました。
1人は英語が話せずスペイン語のみ、1人はスペイン語が話せず英語のみ、という状態でしたが、なぜか通じ合っていました。(サッカーは言語の壁を越えます)
私もわからないなりに仲間に入れてもらい、彼らのなんちゃって英西通訳をしていたので、かなり語学力が伸びたのも事実です。
スペイン 友達との話題③:Netflix
これも定番の話題の一つです。日本でもそうなのかな?
少し前はみんな「ゲーム・オブ・トローンズ」の話をしていたし、今は「ペーパー・ハウス(Casa de papel)」の話題が非常に多いです。
私はそもそも映画にそこまで興味がないので、これらの話題が始まると、空気になります。(笑)
語学学習者の中では、リスニング強化のためにNetflixを利用している人も多いです!
特にNetflixは国籍を問わず見ている人が多く、知っていればもっと友達の輪が広がったかも…と頻繁に感じるので、Netflix好きの方はぜひこれを会話のきっかけにしてみてください!
スペイン 友達との話題④:アニメ
日本語を勉強したいと考えているスペイン人の多くは、アニメ・マンガ文化に関心がある、という話は聞いたことがあると思います。
実際は、私が想像していた以上に、日本のアニメを見たことがある人が多かったです!
正直、私より詳しい人ばっかりです。
特に人気なのは、「ドラゴンボール」「ワンピース」「ナルト」「デスノート」「進撃の巨人」などです。
その他にも、ジブリや新海誠作品に関心がある人が非常に多いです。
私はスペインに来てから、スペイン人のススメで初めて「君の名は」を観ました。(笑)
「アニメが好き」=オタクという認識がスペインにもないわけではないようですが、ドラゴンボールやナルトは人気がありすぎて、特に男性は大半の人が見ています。(日本と同じような感じ)
ちなみに私は、アニメもあまり見ません…。
とはいえ!ワンピースやナルト、デスノートは、大まかな流れは知っています。
それで十分です!!
「日本人はアニメの国」というイメージが強いので、日本出身、というと「好きなアニメについて話せる!」とテンション上がって話しかけてくる人がたくさんいます。
日本でいう「オタク」並みに詳しくある必要はありません。
このシーンが好き、このキャラクターが好き、程度でも、相手は喜んで話をしてくれます。
それがきっかけで仲良くなっていくことができるので、日本人であることの利点は最大限活かしましょう!
スペイン 友達との話題⑤:旅行
ここへきてやっと!やっと…!
私がまともに話をできる話題のご紹介です。
旅行の話は、どんなものであれ、誰とでも盛り上がれる魔法の話題です。
そして、旅行の話題は非常に始めやすいです。
何故なら、その人の出身国の話題からの流れで自然と会話が広がるからです!
その人の出身の国に行ったことがあれば
〇年前にそこ国のこの街に行ったよ!
と言えば、そこから無限に話題を広げることができますよね。
行ったことがなかったとしても、興味がある国であれば、
いつか行ってみたい。おススメの場所・料理を教えて!
というと、相手との距離がぐっと縮まります。
そこから、「旅行は好き?」「今までどこに行った?」「一人旅?友達と?」など、相手の考え方や趣味などを知るきっかけを作ることもできます。
日本出身、というと、「日本に行ってみたいと思っている」と言ってくれる人もたくさんいます。
気候や文化、おすすめの食べ物などの話題を持ちだせば、日本のことであれば語学力に自信がなくても話しやすい話題ですよね。
まとめ:きっかけはなんでも良い。気の合う人を探す旅
ここまで長々とよく取り上げられる話題についてご紹介しましたが、実際きっかけはなんでも良い、というのが私の結論です。
もちろん、サッカーや音楽、アニメなどの趣味は、波長があればそこから深い付き合いになっていく可能性があります。
しかし、必ずしも一般的なトピックだけで会話を続ける必要はなく、流れで相手の「好きなこと」「関心事項」「仕事」などを聞き出せれば、自分との共通点を探すことができますよね。
言語や文化の違いはあっても、結局は人と人との関わり合いなので、一緒にいて楽しい!と思える人を見つけることが大切だと思います。
友達が欲しい!と思っている人は、勇気を出してこれらの話題から入ってみると、ハードルが下がると思います。
以上、スペインで友達ができやすい話題、ベスト5でした!
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