新型コロナウイルスの拡大に伴い、自宅勤務や外出自粛をしている方も多いと思います。
筆者が現在住んでいるスペインでは、2020年3月16日から厳しい「外出禁止令」が発令され、違反者には罰金が科されています。
この記事を書いているのは2020年4月20日なので、本日は外出禁止令が出て18日目ということになります。
ここまでの外出禁止を経て、どんな過ごし方がよいのか?ということがだいたいつかめてきたので、コツをまとめてみました。
同じように海外在住で外出できない方、日本にいるけど暇な時間が増えた方の参考に少しでもなれば思います。
外出禁止でも健康的に過ごすために
突然「外出禁止」と言われて、最初は「え~!」と思ったものの、慣れてしまえば、そこまで苦ではない、というのがロックダウン3週間目に突入した筆者の感想です。
しかし、はっきり言って、健康的ではありません。
ここまで過ごしてみて、いくつか「これは健康に良くないな」と思うことがあったので、ポイントを絞ってご紹介します。
ご飯をきちんと食べる
これはもしかしたら少数派?なのかもしれませんが、筆者は一時期ほとんど食欲がわかず、一日一食で済ませていました。
人と会わない、外出しないということは、精神的にも肉体的にも食欲を減退させるものなんだと気づきました。
しかし、食べないと頭が回りません。それになにより、気持ちが落ち込んでしまい、よくないことばかりだと思いました。
そのため、あえて料理に楽しいものを取り入れて、「楽しく食事を摂る」という方向にシフトしました。
もちろん、毎日料理をされている方はサボりたいと思う日もあると思います。
そのためにも、買い物の際には「サボりメニュー」を購入しておき、気分が乗らないときは料理をしなくても簡単に食べられるものを蓄えておくのも大切だと思いました。
眠くなるように頭・身体を使う
普段活動的に過ごしている人が急に家にこもるようになると、思うように眠気が感じられない可能性があります。
夜に布団に入っても全然眠くない、時間をつぶしてついつい夜更かし、翌日昼まで寝てしまった…ということも、ありえます。
たまにはこんな時間の使い方も幸せですが、毎日やっているとさすがに身体によくないのは?と思ったので、筆者はなるべく早く寝るように心がけています。
とはいえ2時就寝ですが…
外出ができない以上、太陽の光が入ってくる時間に活動しているというのは意外と重要で、気分を大きく左右します。
リモートで仕事をしている人は適度に疲労を感じることになると思いますが、そうでない人は、勉強をしたり、筋トレをしたりして、身体が疲れるように負荷をかけるのがおすすめです。
家での時間を有効活用するコツ
急に自宅で過ごす時間が増えたけど、なんとなくダラダラ過ごしてしまっている…という人も多いかもしれません。
家だと誰にも何も言われないし、ぼーっとしている間にもう夕方?もう一日が終わる?という経験をしているのは、筆者だけではないはず…!
そこで筆者が行っているのは、この三つです。
ロングスパンでの目標を決める
一日の始まりに今日のやることを決める
その日の行動をノートに記録する
実際に目標通りに行動できれば最高ですが、行動できなくてもいいと思います。
ただ、自分がこの期間に「どうなりたいのか」「何をしたいのか」という目標を決めて毎日を過ごすことで、より生産的な日々を過ごすことができると思いました。
ロングスパンでの目標を決める
ロングスパンでの目標を決めるのは、「今日これやろうと思ってたけどできなかった」と思ったときに、「明日はここまでやろう」と調整がしやすいからです。
また、長期での目標があると、毎日の継続の目的地が見えやすいので、モチベーション維持にもつながります。
例えば筆者は、フリーランスのライターをしているので、「一週間で50,000字」という目標を立てています。
つまり、週5日仕事をしたとして一日1万字なのですが、まあ、書けない日もあります。
昼寝しちゃった…とか。
でも逆に、めちゃくちゃ集中できて2万字近く書ける日もあるので、そういう日は全力で頑張り、集中できない日はもう諦めて他のことに時間を割くようにしています。
毎日の目標だけだと「今日もダメだった…」とダメな部分に気持ちが向きやすいですが、全体でどこまで頑張るかというイメージを持つのが、気分を高めながら過ごすコツだと思いました。
一日の始まりに今日のやることを決める
これは、すでにやっている方も多いと思いますが、一日の計画を立てるのも効果的です。
自分に必要な行動が明確になるので、どの順番で何をするということを考えながら過ごすことができます。
ノートに書きだすもよし、SNSに投稿するもよし、カレンダーに書くもよし。
もちろん内容は仕事や勉強だけには限りません。
クッキーを焼く!本を読む!など、「やりたいと思ってたけど、ついやらずに過ごしてしまうこと」も、書きだすことで実現に近づきます!
その日の行動をノートに記録する
これとってもおすすめです!
一日の行動をノートに残すのは、実際にどのようなことに時間を使ったのかを可視化するためです。
「気づいたらもう夜!」という事実は、意外と心を消耗します。
私はなんて怠け者なんだ…と思って毎回自分に失望するのは、結構きついです。
でも、毎日なににどれくらい時間を割いていたかがわかれば、「なぜもう夜なのか?」がわかりますよね。
外出禁止初期の筆者はやりたいことができずに「またなにもせずに一日が終わってしまった」という経験をしました。
しかし、ざっくりと自分の時間の使い方をメモに残してみると、意外と料理や掃除に時間を使っていたことがわかり、「私、別にダラダラ過ごしちゃっただけじゃないんだ」と気づくことができました。
反対に、SNSに2~3時間も費やしていたこともわかりました。
どういう時間の使い方をすれば目標を達成できるのか?を明確にするためにも、自分の過ごし方を可視化するのは大切だと感じました。
昔の趣味、新しいことを始めるチャンス
では家で実際にどんな風に過ごしているのか?ですが、筆者の生活は非常にシンプルです。
料理と仕事と勉強!!!!
仕事や勉強はそれぞれ異なると思うので、家の中でも簡単にできる楽しいこといくつかご紹介したいと思います。
うどん打ち
世界中どこにいてもできるので、うどん打ち、おすすめです。
皆さんが想像されている3倍簡単です!
しかも、海外のスーパーで販売されているコシのない可哀そうなうどんの100倍美味しいです!
材料は小麦粉、水、塩のみ。あと片栗粉があると良いです。
生地を伸ばすために綿棒が必要になりますが、持っていない人はビール瓶やワインボトルでもできます。(消毒してくださいね!)
お子さんやご家族でやってみても楽しいかもしれません。
作り方は日清製粉さんのHPこむぎ粉くらぶ/きほんの粉料理 うどんを打とうからどうぞ。
クッキー作り
クッキーって意外に簡単に焼けるんです!
料理経験ゼロで留学した筆者ですら、失敗せずに焼けました。
食欲がなくてもクッキーなら食べられそうですよね!
材料は、小麦粉、バター、砂糖など。
基本のバタークッキーから、チョコレート入り、紅茶入りなどアレンジをすれば、飽きずに楽しむことができます。
砂糖の量も自分で調節できるので、おやつが食べたいけど砂糖の摂りすぎが気になる…という人にもおすすめです!
読書
読書を習慣的にやっている人もいると思いますが、読みたかった本があったのに、部屋の隅で埃をかぶっている…という人も多いはず。
筆者も少しは本を読みますが、毎日習慣的に読むタイプではありません。
ですが、今回の外出禁止を受け、読書を習慣化してみようと思い取り組み始めました。
個人的にスペイン語を学習中のこともあり、スペイン語の本を毎日2ページずつ日本語に訳しながら読み進めています。
その他にも、海外在住者の方で「日本語の作品が読みたい!」という人におすすめなのが「青空文庫」です。
著作権の切れた作品が、無料でオンラインで読める取り組みで、世界中どこからでもアクセスできます。
これなら、本屋さんに行けなくでも新しい本を読むことができます!
おすすめの短編作品をまとめてありますので、気になる方はぜひ。
まとめ:家での時間を有効活用して前向きに!
なんで家で過ごさなきゃいけないの~暇~!!
という気持ち、わかります。
筆者も一刻も早く外に出て自由に過ごしたいです。
でも、安全な生活を送るためには、今が辛抱のときなのかな、とも思います。
今まで「やりたくてもできなかったこと」にもう一度向き合ういい機会と前向きに考え、今後に繋がる過ごし方ができるといいなと思ってこの記事を書きました。
参考になるかわかりませんが、誰かの役に立ちますように!
以上、家でもできる明るい過ごし方についてでした。
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