留学が旅行、仕事など、様々な理由で海外生活をされている方の中には、たまには日本で食べるような白米を食べたい!と思う方も多いはず。
でも炊飯器がないと炊けないんじゃ…
鍋で炊くのは難しそう…
私も留学初期は同じような不安を抱いていました。
そこで、今回の記事では、海外にいてもお鍋で簡単にお米を炊ける方法をご紹介します。
この方法でほぼ失敗なく炊けます!
海外でのお米の選び方
まずはお米の選び方を簡単にご紹介します。
お気に入りのお米を見つけるのは簡単ではありませんが、本格的な味を追求するなら、近所のスーパーではなくアジアンスーパーを狙いましょう。
大都市であれば、中国人経営のアジアンマーケットに日本のお米が売っている可能性大です!
そうでなく現地のスーパーで探される方は、
長いもの<丸いもの
色付きのもの<白いもの
を選びましょう!!
現在スペインに住んでいる筆者は、イタリア産の「HANABI」というお米を気に入って食べています。
1㎏300円なので、何故か日本より安いです…
海外でお米を炊くのに必要なもの
お米を炊くのにはそこまで複雑な器具は必要ありませんが、最低限これさえあればなんとかなる、というものは下記の5点。
・お米
・水(ミネラルウォーター推奨)
・蓋つきの鍋(なければフライパンでも)
・計量器
・コンロ
加えて濡れ布巾があるとなお良いですが、なくても問題ありません。
火加減が見やすいのでコンロの方がいいような気もしますが、IHでも問題ないです!
お米の炊き方の流れ
それぞれの工程を説明する前に、簡単に全体の流れをご説明します。
・お米をとぐ
・浸水させる
・強火(中火)で沸騰させる
・弱火で10分炊く
・火からおろして7分待つ
浸水の工程に時間がかかります(30分~1時間)が、作業時間自体はそこまでかかりません。
慣れれば、おかずを作りながら同時進行でお米を炊けるようになるので、そこまで面倒な作業ではないと言えます!
お米の量を量る
この時、炊飯器のときのように1合、2合などにこだわる必要はありません。
一回の食事量は、女性は平均100g、男性は平均180g程度だそうです。
ちなみに1合は180gです
私は一度に300gくらい炊いて、3~4回に分けて食べます。
お米をとぐ
私は、いつも洗う水が半透明になるくらいまでと決めています。
回数で言うと、だいたい3~4回程度です。
海外のお米は強く洗いすぎると割れてしまうことがあるので、なるべく力をかけず、シャカシャカ指でかき混ぜるようにして洗います。
スペインは水道水を飲むことができるといわれているので、私は水道水で洗っていますが、そうでない地域にお住まいの方はミネラルウォーターで行いましょう。
炊く際に入れる水はミネラルウォーター使ってます!
水を入れる
これがとっても重要!
スペインで私が使用しているお米は、日本のお米に比べて若干柔らかくなりやすいので、水の量をお米に対して1.1~1.2倍にしています。
お米100gなら水110~120ml
お米400gなら水440~480ml
という感じです!
神経質になる必要はありませんが、出来上がりの様子に合わせて次回以降調節しましょう!
私が使っているお米の場合、1.1倍で炊くと鍋底におこげが広範囲ででき、1.2倍だとやや柔らかめに炊き上がります。
浸水で1時間放置
といだお米に計量した水を加え、夏なら30分、冬なら1時間待ちます。
お米の粒が全体的に白濁し、水が透明になったら準備オッケーです!
この行程を怠ると、出来上がりのお米のふっくら感に差が出るので、面倒ですがぜひ飛ばさずに行ってほしいです!
失敗する確率がぐっと下がります。
ちなみに長く漬け込みすぎても問題はありません。(半日とかはさすがに長すぎるかもしれませんが…)
お米を火にかける
この行程では、お米から目を離さずに近くにいる必要があります!
付け込んでおいたお米を強火にかけ、沸騰するのを待ちます。
炊くお米の量が200g以下の場合は、中火でもOKです。
この時、必ずフタをした状態で加熱します。
ぴったりはまってしまうタイプのフタよりも、このように載せるだけのタイプの方が、沸騰したときにわかりやすいのでおすすめです。
このとき、気になっても絶対にフタをあけてはいけません。
沸騰したら、すぐに弱火に!
ここはスピード勝負です。
沸騰したら、鍋のフタがカタカタ音をたてはじめるので、それが聞こえたら一気に火を弱火にします。
気づかずに放置してしまうと、お米が焦げてしまうことがあるので、タイミングを見逃さないよう、鍋から離れないようにしましょう。
弱火に変更したのと同時に、アラームを10分にセット!
フタの横から吹きこぼしがあっても、それは上手くいっている証拠なので、心配しないで大丈夫です。
この間に、火から鍋を下したときに使う濡れ布巾を用意します。
火からおろして7分蒸らす
10分経過したら、鍋を火からおろします。
ちゃんと火が通っているか不安な人は、フタをすこ~しだけ開けて、状態を見てみましょう。
本当は開けないのが理想ですが…!
お米の周辺に水分や泡が残っている状態であれば、もう少し待つ必要があります。(30秒程度)
そうでなければ、フタをもとの位置に戻し、もう一度カタカタしている状態に戻ったことを確認してから、火を止めます。
その後、すぐさま先ほど用意した濡れ布巾の上に載せます。
濡れ布巾はなくれも問題ありませんが、そうすることでお米がなべ底からはがれやすくなります!
今度は7分のアラームを設置し、あとは待つだけです!
完成!
7分が経過したら、完成です!
全体を一度かき混ぜます。なべ底に若干おこげがある程度だと、ちょうどよく炊けたことになります。
まとめ:意外と簡単。慣れれば失敗もない!
日本の友達や家族に「鍋でお米炊いてる」と言うと、えー!すごい!と反応されます。
しかし実際慣れれば、そこまで難しいことはないし、むしろ自分が食べたい分だけ炊くことができるので、便利な部分もあります。
このスキルさえあれば、世界中どこにいても(水と火さえあれば)お米を食べることができます!
ぜひ、人生の一つのスキルとして挑戦してみてください。
以上、海外でもできるお米の炊き方でした。
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