簡単って本当!?日本人にとって難しいスペイン語の発音まとめ!

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スペイン語学習
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はな

2019~2021年までスペインで語学留学。2021年秋からはイタリアで美術史修士課程。スペイン語 Dele C1, 英語 IELTS 6.5。社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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英語は、発音が難しくてつまずいてしまった…
第二外国語を勉強したいけど、スペイン語の発音が簡単って本当?

そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。

筆者はスペイン語の勉強を始めて約2年になりますが、始める前は「発音が簡単らしい」という噂をだいぶアテにしていました。

この記事では、そんな噂が本当なのか、日本人にとって難しい発音はどんなものがあるのかについてご紹介していきます!

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国ごとに異なるアクセントがある

まず前提として簡単にご説明したいのが、スペイン語は、スペインだけでなくブラジルを除く中南米のほぼすべての国で話されている言語であるという点です。

それだけ広範囲で話されているということは、それぞれの国にそれぞれのアクセントがあるということです。

そんな背景もあり、スペイン語話者は外国人のスペイン語の発音にもかなり寛容な印象があります。

筆者はイギリス人が「アメリカのアクセントなんて下品!」言っているのと、アメリカ人が「ニュージーランドに留学なんかしたら英語が“訛る”よ」と言っているのを聞いたことがあります。

スペイン語話者の中にもそういう考えを持っている人もいるかもしれませんが、少なくとも筆者の周りはアクセントも単語も違うよね~くらいの感じで、良し悪しで語る人は少ないです。

なので、これからスペイン語を勉強しようと思っている人は、それぞれの地域のアクセントの違いを感じながら学習を進めるのも楽しいと思います!

スペイン語の発音は簡単!

まず結論から言うと、スペイン語の発音は「簡単」です!

もうこれは言い切ります。

筆者はこれまで英語、フランス語などの言語を勉強してきましたが、この2つに比べると涙が出るほど簡単です。

特に英語の発音は独特なものが多く、単語ごとにアクセント位置がことなったり、thrなど、日本人以外の外国人でも発音しにくいような部分がたくさんあります。

フランス語は大学で3年間もやったのにあんまり覚えていませんが、とにかく難しかった記憶…

どれくらいスペイン語の発音が簡単かと言うと、「発音が原因で聞き返されることがほぼない」というレベルで簡単です!

これ、とっても嬉しいですよね。

文法や単語にさえ気を遣えば、意思疎通ができるということです!

リエゾン(単語同士をくっつけて発音をかえること)もほとんどないので、リスニングも英語やフランス語よりもだいぶ難易度が低いです。

裏を返せば、通じない・理解できないときはボキャブラリー不足か文法理解が足りないということです。(笑)

スペイン語の発音が日本人にとって簡単な理由は、以下の3つの理由です。

アルファベット読み
不規則発音がほぼない
アクセント位置が明確

スペイン語の単語はローマ字のルールに則っているため、基本的に音で覚えることができれば、そのままスペルを書くことができます。(聞き分けの難しいものも一部ありますので、後述します。)

英単語暗記で有名なキクタンシリーズにはスペイン語バージョンもあるので、通勤通学時間に耳で聞いて覚えたいという人にはおすすめです!

それぞれ各パートに分けてご説明していきます。

アルファベット読み

これ、もう圧倒的に簡単です。

もちろんすべてがローマ字読み、というわけではありませんが、基本的にローマ字読みすれば通じます。

例えばGa「ガ」Gi「ヒ」など、母音によって子音が変わるものがあります。

このような例外に当たる部分はいくつかありますが、すべて基本ルールに則っているので、それをただ暗記すればだれでもすぐに音読できるようになります。

これって、すごく学習しやすいと思いませんか?

初見の単語に出会っても、少なくとも単語の正確な読み方はわかるので、音声入力も簡単です。

筆者は勉強中に長い単語に出会うと、スマホの音声入力を利用して意味を調べたりします。

英語でも同じことをやったりしますが、聞き取ってもらえない率がかなり高いです。(涙)

たとえば、「alternativamente(交互の)」という単語の読みは「アルテルナティバメンテ」です。

不規則発音がほぼない

続いてこれもかなり嬉しい点ですが、スペイン語の単語には不規則な発音がほぼありません。

後述しますが、アクセントの位置も決まっているのでアクセントを間違える心配はほぼないし、読みは基本に従えばまず大丈夫です。

例外的にüなどを使って発音を足す場合がありますが、その場合でも必ず目印として表記されます。

例えば、スペイン語ではguiの音は「ギ」なので、「pingüino(ペンギン)」 という単語は、基本的な発音ルールに従えば「ペンギーノ」になります。

しかし、このように「ü」がついている場合は、「ペングイーノ」という発音になります。

つまりは、学習者がはじめに習うであろう「発音の基本」を覚えてしまえば、こわいことはなにもないのです。

英語のように、前後のアルファベットの影響で音が大きく変化することはありません!

ネイティブの発音では単語の音同士が近づくことはもちろんありますが、英語やフランス語のようなレベルでの変化ではないのでご安心ください!

アクセント位置が明確

そして最後にこれ!アクセント位置!

ここで言及するアクセントは、話し方の癖やリズムの意味ではなく、音を強く発音する部分という意味です!

スペイン語のアクセント位置は、常に最後の音節の一つ前です。

先ほどの「pingüino」の例で言えば、「ペングイーノ」です。

アクセント部分を少し長めに発音するとよりスペイン語っぽくなります!

「italiano(イタリア人・イタリアの)」は「イタリアーノ」
「barcelona(バルセロナ)」は「バルセローナ」

と発音します。簡単ですよね!

ただし、スペイン語アクセントにも、例外は存在します。

結局例外あるんじゃん…と思った方。

ご安心ください!

アクセント位置が不規則に変化する場合は、それを示す発音記号がつきます!

例えば「dico(医者)」という単語は「ディコ」という発音で、第一音節にアクセントが来ます。

でも、見てわかる通り、ご丁寧にアクセント記号をつけてくれているのです!

これなら初見の単語でも読み方を間違える心配はなさそうです。

その代わり、ライティングのときはきちんとアクセント記号をつけないと減点になりますので注意が必要です!

日本人にとって難しい発音

ここまで、スペイン語の発音は簡単!最高!

という感じで甘言ばかりを述べてきましたが、残念ながら、日本人が苦手と言われる音もいくつかあります。

だたし、これらを間違えたり正しく発音できなかったりしても、壊滅的に意味が伝わらないという場面はほとんどありません。

ここでは、日本人がというか筆者が、スペイン語の発音の中で難しいと感じている3つのポイントについてご紹介します。

難しい発音①:RR

スペイン語では、「R」が単語の先頭に来たときと、「RR」とRが二つ続いたときは、いわゆる「巻き舌」の発音になります。

筆者もはじめ巻き舌ができなかったのですが、通勤の帰り道、毎日練習していたらいつの間にかできるようになっていました。

しかし、いつでもすぐにできるわけではないので、一呼吸入れてから発音しています。(笑)

スムーズに発音できるようになるには練習しかないのですが、これが日本人にとって最も難しいスペイン語の発音の一つと言えます。

難しい発音②:R・L

じゃあ普通のRなら簡単!と言いたいところですが、そうはいきません。

というか、Rは日本語の「ラ」の音に近いので簡単なのですが、問題は「L」です。

意識していれば大丈夫なのですが、気をゆるめるとこの二つの音が混ざってしまって、相手が勘違いをするケースがあります。

英語のLとスペイン語のLは音がほぼ同じだと思います!

ぶっちゃけ、「アルファベット読みだから簡単♪」と思って脳内がカタカナスペイン語に支配されているせいで、その単語の音がRなのかLなのかがわからないのです。

これは筆者だけかもしれませんが、リスニングではRとLは集中してきかないとなかなか判別できません。

難しい発音③:C・Z・S

これはスペインのスペイン語特有の問題らしいのですが…

CとZの音は日本語にすると「サ」の音ですが、より空気が抜ける感じ…というか、スッと息を吹きながら発音する感じになります。

中南米ではこれらの音はすべて「サ」らしいです。

「cerveza(ビール)」は「セルベーサ」ですが、「セ」と「サ」は空気が抜ける感じで発音するのが正しいようです。

筆者はこの発音に関しては若干あきらめ気味…しかも、筆記試験でスペルミスが頻発…

私だけ…?

ちなみにスペイン以外のスペイン語を習得したい人は、この発音に悩む必要がありません!

南米出身の人は「全部同じ音に聞こえる~」と言っていました。

まとめ:ストレスなくどんどん話せる言語!

スペイン語は文法的に簡単な言語というわけではありません。

が、「会話」ができるようになりたい人にとっては、非常に魅力的な言語です!

なぜなら、発音を気にする必要がほとんどないから。

英語では、発音を間違えるとなかなか伝わらないことや、正しく話せないのが恥ずかしくて会話に消極的になってしまった経験がある人もいるかもしれません。

スペイン語は、その心配はまずないです!

これからスペイン語を勉強する予定の人は、ぜひ安心して実践会話に取り組んでください!

以上、スペイン語の発音についてでした!

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