留学10ヶ月目でDELE B2合格!現地で行った3つのスペイン語勉強法!

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スペイン留学
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はな

2019~2021年までスペインで語学留学。2021年秋からはイタリアで美術史修士課程。スペイン語 Dele C1, 英語 IELTS 6.5。社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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スペイン語学習者にとって、どのような勉強法なら効率いいのか、情報の少なさは悩みの種ですよね。

私も留学前、スペイン語を働きながら勉強していましたが、一から語学を独学するのは非常に難しいなと感じていました。

そこで今回は、社会人から勉強を開始し、スペインに留学に来て10ヶ月でDELE B2に合格した私が、おすすめのスペイン語勉強法についてご紹介していきます!

なお、今回の記事では具体的なDELE対策というより、留学生活中に日常的に実践していたスペイン語学習法に触れていきます。

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おすすめの勉強法3つ

まず結論から言うと、私の中でこれめっちゃよかったな~と思う勉強法は、この三つです。

・精読(全訳)
・インテルカンビオ
・文字起こし

今となっては趣味?で行っているインテルカンビオ(言語交換・ランゲージエクスチェンジ)ですが、初期は本当にしんどくて毎回ぐったり疲れながら、会話力アップのために通っていました。

精読と文字起こしは、合う人と合わない人がいるかもしれませんが、個人的には比較的楽しく続けることができた学習方法なので、今回ご紹介されていただきます。

バランスよく学習するために必要なこと

TOEIC900点でも話せない人はたくさんいる
文法だけ勉強しても意味がない

そんな言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。

私自身、これまで英語とスペイン語を外国語として勉強してきて思ったことは、「話せるようになりたければ、話す練習が必要。読めるようになりたければ、書けるようになりたければ、聞き取れるようになりたければ…その訓練が必要!」ということです。

当たり前のようですが、実はこれをスルーして議論されていることが多いなと思いました。

もちろん、文法はすべての土台になるので、基本的な部分は網羅しているに越したことはありません。

語学習得をビルに例えるのであれば、「小さな家を建てるなら、土台の強さはそこまで関係ないとしても、高いビルを建てるには強健な基礎が必要」って感覚です。

日常会話レベルを目指すのであれば、現地である程度生活すれば、いつかは到達できます

ただし、基礎(文法・単語)がしっかりしている人の方が、より高く遠くに行けるのだと思います。

スペイン留学前の準備

ということで、私は留学前には基礎文法を覚えることに全力を注ぎました。

会話練習やリスニングはスペインに行ってからいくらでもできる!

と思っていたので、まずは自分一人でもできることを黙々と行いました。

具体的にはスペイン語の文法で言うと、超基本単語を覚え、現在形の活用まではギリギリ言えるレベル、点過去の活用全然覚えてない、接続法全く触れてない、という感じでした。

渡航前のレベルは、スペイン語検定5級レベル(A1~2)でした。

有給消化で仕事がなかった時期があったので、留学直前の一か月間は、一日6時間程度は勉強していたと思います。

留学中のスペイン語勉強時間

私は語学学校のコースを一年分購入しており、一日4時間の授業がありました。

【授業以外の平日の勉強時間】
留学初期 3時間前後
5ヶ月目以降 0~2時間
DELE準備中 3~6時間

DELEの対策は、2ヶ月前から開始しました。

5ヶ月目以降に勉強時間が減ったのは仕事を始めたためです。

当然ですが、友達とでかけたりインテルカンビオに行ったりすれば、スペイン語会話の練習の機会があります。

やる気の波が激しいタイプなので、勉強するときはめちゃめちゃ勉強するし、やらないときは何もしなくなります…。(怠惰な留学生でごめんなさい…)

留学中のスペイン語勉強法:精読(全訳)

大学受験の英語の勉強の際についた習慣の一つですが、私は「精読」が好きなので、スペイン語でもよく行っていました。

やり方は簡単で、なんでもいいので適切な難易度の文章を日本語に訳していくというものです。

暇なときは英語を忘れないためにスペイン語から英語に訳していました!

授業で配布されたテキストで、一応読んだけど、全然意味わからなかったな~ってものを家に持ち帰り、ひとすら訳し続けました。

この際、わからない単語は辞書を引きなるべく直訳で日本語訳をつけていき、どうしてもわからない構文はスキップしていました。

翌日語学学校の先生にわからないところを質問できるのも、留学の強みです!

最初はかなり時間がかかってしんどいですが、慣れると結構すらすら全訳をできるようになります。

「多読」を推奨している人も結構いますが、個人的には一つ一つ内容をクリアにしていった方が、気持ちがすっきりするのと、新しい単語に無理なく触れられるので、「精読」がおすすめです。

このシリーズだと、馴染みのある日本の文豪の作品を、原文とスペイン語訳を見開きで確認することができます。

CDもついているので、通勤や通学の合間に聞けば、リスニングの訓練にもなります!

ちなみに筆者は太宰治の大ファンです

留学中のスペイン語勉強法:インテルカンビオ

「聞く」「話す」という技能については、「留学中」という状況を存分に活かさねば!と思っていました。

具体的には、留学開始から約半年間、ほぼ週2回インテルカンビオ(言語交流・ランゲージエクスチェンジ)に行っていました。

現在でも週に1回は行ってます!

授業ももちろんスペイン語ですが、先生たちはプロなので、ゆっくり話してくれたり、私たちのアクセントの癖を理解してくれたりします。

そのため、より自然な会話力を身に着けるべく、毎回色んな人と会話をしたいと考えていました。

もちろん最初の頃はまっっったく会話についていけず、2時間が限界でした。(笑)

毎回脳が疲れてめまいがするレベルの疲労感でした。

しかし、しんどいと思いながらも粘り強く通った結果、DELEの試験ではオーラルで25点満点中23.75点(95%)という自分でもびっくりするような高得点を取ることができました。

ネイティブとの会話を積極的にしてきたおかげか、最近では初めて会うスペイン人に「アクセントが全然ない。とっても綺麗なスペインのスペイン語!」と褒めてもらえます。

スペイン人は褒め上手が多いのです。

発音や文法ではまだまだな部分も多いですが、会話のリズムを身に着けるには、クラスだけでなくリアルな実践会話に取り組むのが大切だと思いました。

留学中のスペイン語勉強法:文字起こし

先ほどの項目で言及したように、私はほぼ週に2回インテルカンビオに通い、色んな人と会話を積極的にしたり、仲の良い友達と飲みに行ったり、日常会話の訓練はクラス以外でも日常的に行っていました。

それでも、DELEを受けてみて、日常会話における聞き取りリスニングテスト全く「別物」というのを実感しました。

日常の会話以外に、リスニング力の向上として私が行っていたのは、「シャドーイング」と「聞こえたフレーズの書き出し」です。

実際、リスニングの点数がよくなかった私が言ってもあまり説得力がありませんが…(笑)

これ、考え方は「精読」と同じで、いつも流してだいたいで掴んでいるものを、より精度を上げてキャッチアップする練習という感じです。

【やり方】
好きな音源を選ぶ(YouTubeやニュースなど)
シャドーイングで音を追いかけ、自分でマネして同時に発声
自分で読み上げたフレーズを書き出す
※聞き取れるまで何度も聞き直す。

スペイン語で文字起こしをする感じです。

わからない単語がある場合は、辞書アプリの音声入力を利用していました。

途方もなく時間のかかる地味な作業なのですが、聞き取りの精度が上がるのと、自然な構文を掴む訓練や単語力アップにもつながるので、結構おすすめです。

留学中のスペイン語勉強法:単語

渡航前は単語帳から暗記をしていましたが、留学してからは毎日洪水のように新しい単語に出会うので、生活の中で覚えていく方にシフトしました。

具体的には、授業中や自習の際に、わからなかった単語は、小さなメモに書き留めていました。

ここから覚えていく…というのが理想ですが、私はそこまでストイックに勉強をしていなかったので、暇なときや寝る前にパラパラ眺める程度でした。

それでも、二度三度その単語を目にしていくうちに、なんとなく内容が頭に入ってくることもあるので、頑張りすぎない単語暗記におすすめです。

さらに、これをやっていてよかったな~と思ったのは、一年前の自分が残したノートを見ると、自分の語学力が如何に伸びたかを実感できる点です!

一年前の私は「たまねぎ(cebolla)」という単語さえ知らなかった…

何回も同じ単語を書いたりしていると、「あれ?この単語、この前も書いたな…」と思ったりします(笑)

ちなみに、DELE対策では日常では使わない単語(経済や環境に関する単語など)が必要になるので、参考書に乗っている単語を力技で暗記しました。

留学初期に使っていた単語帳はこちら。日-西で、普通に見つけられるものの中では、もっとも語彙数が多い部類だと思います。

「書く」力はどうすればいいの?

正直なところ、私はDELE対策をするまで、しっかりとした「書く」ための勉強をしたことがありませんでした。

DELEの「作文」のパートでは、企業に対するクレームの手紙や、感謝状など、様々な種類のフォーマルな文章を書くことになります。

ワッツアップ(LINEのようなメッセージアプリ)での会話は毎日のように行っていても、手書きになるとスペルミスがあったり(スマホは自動で修正されるので気づきにくい)、日頃使わないUstedの形で自然書くことができなかったりします。

DELEの受験を予定している人は、過去の傾向からどのような問題が出るかの情報を集め、そこから傾向を分析、対策を行う必要があります。

まとめ:自分に合ったやり方を見つけるのが大切

語学学習に限らず、すべてにおいて言えることですが、自分が楽しいと思える方法を見つけるのが一番大切だと思っています。

私の場合、そもそも文字を書くことが好き(手書きも!)なので、全訳や文字起こしをしていても楽しい気持ちで取り組むことができました。

無理をしすぎても語学自体が楽しくなくなってしまうので、詰め込みすぎず、肩の力を抜いて取り組むことを大切にしてください。

以上、私のスペイン語勉強法でした。

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