【面接編】スペイン語試験DELE B2の特徴と、対策のコツを大公開!

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スペイン留学
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はな

2019年よりスペイン・バレンシア在住。英語・スペイン語話者。
社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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DELEを受けたいけど、面接対策ってどうしたらいいの?

と思っている方も多いと思います。

そこで、今回の記事では、2019月11月にDELE B2を受験した筆者が、個人的に感じたDELE試験の特徴とおすすめの対策方法を「読解編」「リスニング編」「筆記編」「面接編」の四つに分けてご紹介したいと思います!

今回は、「面接編」です。
本番でまさかの95%の高得点をゲットした筆者が、実際に注意していた点をまとめました!

目次の初めの「DELEについて」では、「読解編」「リスニング編」「筆記編」でも同様の内容をここに記載していますので、それらのリンクから来たひとは、ここは飛ばし、次の項目から読み始めてください!

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DELEについて

まず初めに、DELEについて簡単にご紹介します。

DELEとは、スペイン語の国際資格のことで、一度取得すると資格が失効することがないという特徴を持っています。

レベルはヨーロッパ言語共通参照枠MCER(CEFR)に基づき、A1(入門)、A2(初級)、B1(中級)、B2(中上級)、C1(上級)、C2(最上級)の6段階に分かれています。

DELE B2(中上級)

今回ご紹介するのは、中上級に当たるB2というレベルについてです。

複雑な内容や抽象的なテーマ、スペイン語の多様性を認識し、既知の専門的内容を理解することができる。流暢かつ自然で、聞き手に困難を与えない会話能力を持ち、明瞭かつ詳細な文章を作成し、推論的分析、ディベートなどができるレベル。

引用元:Instituto Cervantes,『DELEスペイン語検定のレベル

仕事や大学進学を考えている方は、B2以上が求められる場面が多いので、スペイン語を使える」という一つの基準と考えられているようです。

合格の基準

DELE B2では、「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能のうち、「読む」と「書く」がペア、「聞く」と「話す」がペアになって評価がされます。

ざっくりいってしまえば、60%以上の点数がとれる必要があるのですが、構成が複雑なので、単純に合計点が60%以上ならOKというわけではありません。

それぞれ技能ごとに25点ずつの配点がされ、この二つのペアの合計点で30点以上をとる必要があるからです。

少しややこしいので筆者の実際の点数を例にすると、

読む14.58点/25点58.32%
書く17.29点/25点69.16%
聞く10.83点/25点43.32%
話す23.75点/25点95.00%
「読む」「書く」合計31.87点/50点63.74%
「聞く」「話す」合計34.58点/50点69.16%

それぞれの合計点が30点(60%)以上なのでAPTO(合格)という結果でした。

これを見てわかっていただけると思いますが、かなり力技で合格しています(笑)

リスニング半分以下って…

DELE全体の傾向として、リスニングは難解で得点が低くなりがちなので、オーラルでカバーするというのがセオリーとしてあるようです。(もちろん人によりますが)

とはいえここまで極端な数字が出るとは思いませんでした。

こんな風に「本当にそれで合格といえるのか?」という点数でも一応APTOをもらえることもあるのですが、どの項目も60%以上とれる準備」を目指す必要があるといえます。

面接パートの構成

DELE B2の面接パートは、Tarea1.2.3の三つの問題で構成されています。

Tarea1と2は、事前に15分間の準備時間があります。

面接をする教室とは別の部屋に通され、そこでTarea1と2の問題用紙が渡され、自由にメモをとることができます。

Tarea3は面接会場で資料が渡され、それをさっと読んで面接官の質問に答えるものです。

Tarea1 複数の意見を読み、それについて自分の意見を述べる問題
Tarea2 写真を見て、内容に関する推察をする問題
Tarea3 アンケート結果をみて、それに意見を述べる問題

重要ポイント

面接で重要になるポイントは以下の通りです。

発言のボリューム感を意識する
②接続詞をきちんと用いる
③B2レベルの表現や接続法を盛り込む
④同じ単語を繰り返さない

Tarea1と2は準備があるので、その際に話す内容だけでなく、どんな接続詞を使って、どんな展開で話すかまで考えおく必要があります。

その他、自分が話そうと思っていた内容を言い終えてしまったとしても、最低でも3~4分は話す必要があります。

なるべく準備の15分間に、長く話せるような構成を練りましょう。

いきなり与えられたテーマでそんなに長く話せない…

と心配されている方も、大丈夫です。コツがあります。

そのコツとは、「自分の話をする」ということです。

「自分の話」をする

テーマがあるのに自分の話?と思った方。

もちろん、なんでもかんでも自分語りをすればいいというわけではありません。

与えられている大問のテーマに沿って、自分の経験、自分の意見を述べるということです。

例えば、2019年11月のDELE試験の面接で筆者が回答した問題のテーマの一つは、「老齢(Tercera edad)」でした。

試験を受けたのはスペインでしたが、正直そのとき筆者は「スペインの高齢者事情」について全く詳しくありませんでした。

そこで、テーマに関しては必要最低限のことを述べ、後半は全て自分の「祖母との思い出」について語りました。

「戦争を経験していない私たちに当時のことを語ってくれた」
「祖母も私たちと一緒に暮らすことで生きる活力になっている」
「よって、高齢世代と若者世代の交流の機会をもつことは、双方にポジティブな影響がある」

という感じです。

面接官は、私たちのパーソナリティで得点をつけるわけではありません。

なので、面接で大切なことは、とにかく「スペイン語を使いこなせていることをアピールすること」です。

テーマから離れすぎると、問題の意図を理解できていないとみなされる可能性がありますが、自分の話を積極的にすることで話のボリュームがぐんとアップします。

B2の表現を使う

これが本当に大切です。

B2の表現ってなに!?

と思われるかもしれませんが、要するに、B2で習った範囲の文法、表現です。

DELE B2を受験されるレベルにある人は、おそらく普通の会話はある程度でき、文章も簡単なものはストレスなく読めると思います。

しかし例えば、Si hubiera sido…, habría hecho…(もし~だったら、…していただろう)などの接続過去の構文を、自然に使えているでしょうか。

DELEの面接は数十分の間で私たちのスペイン語会話能力を測ります。

そのため、いくらペラペラで流暢な会話ができていても、簡単すぎる構文を使っていると、思ったよりも高い得点に繋がらない場合があるのです。

そこで大切なのは、可能な範囲で幅広い表現を用い、面接官に「こんな文法まで理解し、使いこなすことができるんですよ」とアピールすることも大切です。

文章をきちんと構成する

筆記パートでも同じことが言えますが、ある程度、「話し方の作法」に則って話すのも重要なポイントの一つです。

Tarea1と2の事前準備がある問題では、つい気持ちが焦って、用意したことを全部言わなきゃ!と思ってしまうかもしれません。

そこで、何について話をするのか、どういう意見なのか、結論はなんなのかという大まかなポイントを押さえれば、慌てず、伝え漏れなく話すことができます。

発表のための大まかな流れの例を出すとすれば、以下のような感じでしょうか。

導入 :話すテーマについて軽く紹介
ボディ:3つほど意見を述べる
結論 :テーマに対する考察、結論

先ほどの「老齢世代」の話を例に当てはめると、以下のようになります。

導入
今から「老齢世代との関わり」というテーマについて話をします。

ボディ
まず、「~~~」という意見に私は非常に賛成です。なぜなら、私には同居の祖母がおり…
続いて、「~~~」という意見には、一部賛成ですが、注意する必要があると思います。なぜなら…
最後に、「~~~」という意見は、私は全く同意できません。なぜなら…

結論
結論として、……だと思います。

個人的に好んでよく使用していたのは、

En primer lugar, …
En segundo lugar, …
En ultimo lugar, …
En conclusión, …

という話し方です。

自分の中でも話す内容を整理できるし、なんの話をどこの部分でするかを事前に決めておけば、ある程度のボリュームのプレゼンをすることが可能です。

情報が伝わりやすいので、面接官にも「フォーマルな場でスペイン語を話すことができる」という印象を与えられます。

Tarea1 複数の意見への考察を述べる問題

この大問には選択肢が二つ用意されています。

パッと見て、話しやすそうなテーマ、ボキャブラリーが対応できそうなテーマを選択しましょう。

あるテーマに関して、4~7人の人の意見が問題用紙に書かれています。

それらの意見に対して、「自分の意見」を交えて考察する問題です。

例題
肥満問題の解決策
A:運動しやすいようジムを安くする
B:お菓子の販売を制限する
C:毎年の健康診断を義務化する
D:食事に関するセミナーを行う
E:家庭の食事の様子を管理する

回答例(省略してます)
健康診断を毎年行うというアイデアには非常に賛成。肥満対策だけでなく、他の疾患の早期発見にもつながるため。食事に関するセミナーは一部賛成だが、実際は難しい面もあると思う。特に子供を持つ親に向けてのセミナーは有効に感じる。家庭の食事管理には反対。プライバシーの問題もあるし、家庭ごとの事情に軽率に踏み込むべきではない。

このような感じです。

この例では、問題文もかなり簡潔に書きましたが、DELEではもう少し長いです。

また、回答も、先述したような文章の構成(En primer lugar…など)を用いて整理する必要があります。

Tarea2 写真を見て状況を推察

資料に出ている写真を見て、それに関する描写と推察を行う問題です。

この問題の重要なポイントは「可能性」の表現を適切に使用することです。

ここもTarea1同様、自分の話を混ぜてもOKです!

ただ写真を見て、内容について述べるだけだと、簡単な文章の羅列になってしまう可能性があります。

そこで、想像力を働かせて、積極的に背景のストーリーを構成していきましょう!

例題

(写真はフリー素材です)

回答例
この写真には、駅で電車を待つ男性がいます。彼はスマホを見ているので、おそらくこの後乗る予定の飛行機の情報をチェックしているのでしょう。彼の荷物の大きさをみると、そこまで遠くに行くわけではなさそうですが、週末の弾丸旅行で、外国への旅行をする予定なのかもしれません。周囲に他に人がいないので、一人旅の可能性があります。私も社会人時代は~(以下自分の経験など)

このような感じで、写真に対して自由に想像を膨らませて語ることができます。

面接パートのすべての問題に共通して言えるのが、自分の得意なテーマに話の流れを持っていくことです。

例えば上記の写真では、明確に「旅」というテーマとの関連性はありませんよね。

筆者は旅行が趣味であり、旅行の話題は比較的流暢に話すことができるので、無理やりそちらの方向に誘導しているのが、例題の解答例からわかっていただけると思います。

繰り返しますが、重要なのはあなたのパーソナリティではなく、スペイン語のレベルです。

無理のある突飛な想像だとしても、ある程度筋が通っていて文法が正しければ、それでいいのです。

そして同時に重要なのが、幅広い「可能性の表現」を的確に用いてこの写真の描写を行うことです。

Es posible que~
Puede ser que~

など、いろいろありますよね!

Tarea3 アンケート結果に関する考察

Tarea3はどのようなテーマがくるか、面接が始まるまでわからないのでドキドキなのですが、Tarea1や2ほどは時間をとりません。

ほんの数分です。2分くらいかも。

なので、そこまで気負う必要はありません。

ここで私はアドバイスしたいことはただ一つ!

「もしこのアンケートを日本で行っていたら、~~という結果になっていただろう」というフレーズを必ず入れることです。

Si hubiera hecho esta encuesta en Japón, habría sido~~です!

ぶっちゃけ、「同じような結果になっていたでしょう」でもいいです。

大切なのは、この構文を使うこと!

条件法の中でも最も難しい文章をさらっと使うことで、「お、こいつわかっとるな」という印象を面接官に与えっちゃいましょう!

まとめ:問題の意図を掴み、B2っぽく喋る!

B2っぽくってなんだよ!という方にもう一度ポイントをまとめると、以下のような感じです。

複雑な構文も適宜用いる。
だらだら話さず、情報を整理して伝える。
ボリュームを出すために自分の話も混ぜる。

以上です。

実際の会話力をアップするためには実戦練習が不可欠ですが、持っている力をすべて出し切るためにも、ポイントを押さえて面接に臨んでくださいね!

以上、DELE B2の面接対策でした!

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