スペイン語B2とC1ってどれくらい違う!?取得時の語学力を比較!

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語学習得
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はな

2019年よりスペイン・バレンシア在住。英語・スペイン語話者。
社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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スペイン語を極めたいと考えている人にとって、DELE試験は一つの大きな指標です。

特にスペイン語のB2は、現地就労、就学の条件となっていることも多く、B2取得を目標に学習を進めている人も多いのではないでしょうか。

筆者もそのうちに一人であり、もう一つ上のレベルのC1は、なんとなくイメージのしづらいレベルでもありました。

実は筆者は学習初期、「B2もC1も大差ないんじゃないの?」とさえ思っていました。

しかし実際にDELE B2とC1を現地で取得してみて、「この二つのレベルって、こんなに大きな差があったんだ…」と強く感じ、この感覚をどうにか言葉にしたいと思い記事を書くことにしました。

今回の記事では、スペイン語DELE試験のB2取得時と、C1取得時の自分の語学力の比較をなるべくわかりやすくまとめていきます!

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C1取得するまでのスペイン語学習遍歴

それぞれのレベルの違いについて言及する前に、筆者がB2とC1を取得するまでのスペイン語学習遍歴を簡単に紹介します。

興味がない人は次の目次へスキップしてください!

東京で普通のサラリーマンだった筆者はあるときふと「スペイン語勉強したいな」と思い立ち、会社を辞めてスペイン留学を決めました。

当時は激務の合間を縫って基本文法を学びましたが、会話力はゼロ、レベルでいうとA1とA2の間くらいでした。

2019年2月 スペイン留学開始(A1~A2レベル)
2019年11月 DELE B2合格
2020年9月 DELE C1合格

なおB2もC1もなかなかギリギリの点数でした。(笑)

運よく現地でスペイン語をみっちり学ぶことができ、毎日少しずつ語学力のアップを実感しながらどうにかこうにかC1レベルにたどり着けました。

2020年12月現在、来年のスペインでの大学院進学を目指して準備を進めています。

B2とC1の違いまとめ

手短にB2取得時とC1取得後の現在の語学力の違いをまとめると、以下の通りです。

B2取得時 C1取得後
生活には問題はないがネイティブとの会話に困るときがある 1対1なら問題ないが、ネイティブのみのグループ会話に入れない
複雑な活用、文法事項がぱっと思い浮かばない 活用や文法に苦労することはほぼないが、語彙でつまずく
スペイン語を話し続けると疲れる 疲れていても寝ぼけていてもスペイン語を話せる
文章を読むのに時間がかかる、なるべく読みたくない 文章を読むことに抵抗はないが、辞書が必須
映画は半分以上想像力で補う 映画は70%程度の理解。日常会話より難しい。

では、それぞれの語学レベルについて細かく解説していきます。

DELE B2取得時のスペイン語レベル

まずはB2に取得した際の語学レベルについて、会話、読解、聞き取りなどに分けて簡単に説明します。

日常生活にやっと困らなくなるレベル

B2取得時はすでにスペインの生活にも慣れ始めていたので、買い物やレストランで緊張するという場面はかなり少なくなっていました。

友人との会話でも、自分の思っていることをある程度は伝えることができ(もちろん間違いだらけでしたが)、なんとか自立して生活できるようになったかな、というのがB2レベルだったと思います。

1対1でもネイティブとの会話は少し戸惑う

非ネイティブの友人との会話にはほとんど困ることはなくなり、ゆっくりであれば会話を成立させることができるようなレベルでした。

しかし一方で、ネイティブとの会話はやはり同じようにはいかず…

特に、いつも遊んでいる仲良しの友達とは緊張せず話せるのに、新しく知り合ったネイティブとは混乱して会話が崩壊する場面も多々ありました。

話したいことがあるのに言い方がわからずに口をつぐむシーンも頻繁にありました。

初期に比べてスペイン語会話へのハードルは低くなっていましたが、それでもまだまだ使いこなせていない、というのがこの頃の語学力でした。

スペイン語の文章も読めるがかなり疲れる

正直言ってこの頃の自分の文章読解の力はかなり低かったと思います。

留学にきて10か月程度で、まずは会話ができるようになりたいという強い気持ちがあったので、自宅での勉強をおろそかにし(笑)、外で遊んでばかりいました。

結果、DELE B2ではオーラル試験は95%という高得点を取ることができましたが、読解は53%とかなり点数が低く、実際自分でも「スペイン語読むの嫌だな」という苦手意識を常に持っている状態でした。

ちなみにいまだに読むのは英語の方が楽です。(話すのはスペイン語の方が得意なのに)

スぺ語字幕付きでも映画はかなり難しい

スペイン語で映画やドラマを見ることにも何度か挑戦しましたが、ほぼほぼ撃沈状態でした。

以前に一度見たことのある作品や、あらすじのわかっているものは理解できるものの、所見の映画は想像力をフルに働かせてついていく状態。(語学力関係ない!(笑))

理解できない部分が多すぎるので、どうしても映画を楽しむよりも「語学学習の一貫」という意識が強くなってしまう感じですかね…。

いかに周囲のネイティブの友達が気を遣って話してくれていたのかがわかりますね

DELE C1取得時のスペイン語レベル

続いてスペイン語C1レベルを取得した現在の語学力についてです。

B2レベルから比べると、かなり自由に、気軽に語学を扱えるようになった感覚があります。

スペイン語で話すことに困らない

これが一番大きい!

どんなに疲れていても、眠くても、お酒に酔っていても、スペイン語で話せます。

文法は間違っているかもしれないけど、頭を使わずに言葉が出てくる感覚があります。

接続法や動詞の活用に迷うことがしばしばありますが、それでも会話が途切れることはほぼありません。(ボキャブラリーはもちろんまだまだです)

言いたいこと、伝えたいこと「ズバリ」ではないにしても、なんとか言葉をつなげて相手に気持ちを伝達できる、という感じです。

ネイティブのグループ会話はたまにわからない

ただし、ネイティブは数人集まった中に自分が入ると、正直かなりキツイです。

もちろん会話はほとんど理解でき、発言も問題なくできるのですが、会話が盛り上がってテンポが速くなると、自分の話すスピードが会話に合わずに気まずい気持ちになることがたまにあります。

特に、スペインのアクセントはともかくとしてラテンアメリカのアクセントはいまだに苦手意識があります。

新聞、本は読めるが辞書が必要

これは個人的な生活習慣の変化でもあるのですが、B2受験時に明らかに読解力不足を感じていながら特に努力もしていなかった筆者は2020年のパンデミックによる外出禁止を機に、本格的に読解の練習を始めました。

ほぼ毎日スペイン語の文章(雑誌やニュースなど)を読み続けた結果、読解への苦手意識は減り、ストレスなく文章を読めるようになりました。

特に2020年は現地情報現地の言葉でゲットすることが必須な一年でもありました。

日々変化する状況を正確にスピーディに把握するため、ニュースをスペイン語で読む習慣がつきました。

ただし、単語力はまだまだで、正確に理解するためには辞書は必須です。ざっくり読むだけならまあなんとかなりますが…

とはいえ、辞書を引いてもわからない!というような文法面での問題を感じることはありません!

テレビ、映画は70%程度の理解

B2レベルの際にかなり苦戦していた映像メディアの聞き取りですが、C1取得時には以前に比べるとかなりマシになっています。

ただ、「完全にわかる」わけではまったくないです。

えっ、C1あれば映画もわかるんじゃないの?

と思われる方ももしかしたらいるかもしれませんが、筆者は絶望的に映画の理解ができません。(私だけなのか!?)

語学学習初期のイメージでは、「日常会話」ができれば「映画もわかる」と思っていたのですが、個人的な感覚としては映画やドラマはかなり高いレベルが必要だと思います。

スペイン語で現地就労、就学にはB2で十分?

では、スペイン語をつかって現地就労、就学を目指す場合、どれくらいのレベルが必要なのか。

ぶっちゃけ、どんな仕事をするか、何を学ぶかにもよると思うのですが、個人的な見解を少しお話させていただきます。

あくまで筆者の個人的な意見です!

B2を条件とする企業、大学は多い

他の記事では何度か言及しましたが、B2レベルを就労、就学の条件にしている企業、大学は非常に多いです。

そのことから、「B2」を一つの目標として設定している人が多いのではないかなと思います。

結論から言うと、B2で進学は結構難しい気がします。就労は、仕事の業務内容によりますが、B2は最低限困らないラインというイメージです。

C1取得後でも就学は正直キツイ

ひとまず言っておきたいことは、ここで述べているのは筆者個人が感じたことなので、C1がないと進学は無理…と言っているわけではもちろんありません。

B1レベルで正規留学した友達もいます!

しかし、現在スペインでの大学院正規留学に向けた準備を進めている筆者としては、C1あってもなかなか厳しいものがあるなと感じる場面が結構あります。

まず、当たり前ですが大学院に応募するための要件やシラバスをスペイン語で読まなければなりません。

読めます、読めますが、大変です。(笑)

時間がかかります。辞書とページの往復を繰り返します。

読めるならいいじゃん、と思われるかもしれませんが、これが在学中毎日続く、というか、授業でより高度な内容を瞬時にインプットしなければならないと考えると、「本当に大丈夫かな?」という不安があるのが本音です。

さらに、筆者が希望する学部は論文を作成してなんぼなところがあるので、正しい文法で正しいスペイン語の文章を書かなければならないと思うと、果たして今の自分の語学力で十分なのか?という疑念は常にあります。

じゃあ勉強しろよって話ですが。(笑)

C1とったのにまだ勉強しているの?と現地の友達に笑われることもありますが、「進学」を目指している以上、はっきり言って「まだまだ」だと思うことが多いです。

語学は終わりなき旅なのです…

実際やってみないと成長できない

しかし、同時に思うことは、準備にばかり時間をかけてもあんまり意味がないということです。

語学力がまだまだだから就労/進学はまだ無理…

とモジモジしていたら、一生前に進めません。

ある程度割り切って、場に飛び込んでみてから成長するのも悪くないと思います。

単位落としてもクビになっても死ぬわけではないし、何よりチャレンジしてみない限りは実際のところ自分になんの技能が不足しているのかわからない部分もあります。

仕事でも進学でも、必要最低限の準備をした上で挑戦し、不足しているものを補いながら前進していくという方法も悪くないな、というのが正直な気持ちです。

結論:C1はゴールではない

B2とC1のレベルの違いというテーマでこの記事を作成しましたが、結論として思うことは、C1は全くゴールではないということです。

かといって、C2を取得したらゴールなのかというと、おそらくそうではなくて、まだまだその先にさらに高い山があるだけなんだと思います。

最終的に、語学はツールという側面が強いです。(趣味という人ももちろんいますが!)

資格試験は努力の指標にもなりますが、目的と手段を混同せず、自分が目指すものは何かを常に明確にしておくことも大切だと思います。

筆者もまだまだ上のレベルを目指して頑張ります!

以上、スペイン語B2とC1の違いについてでした。

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