【読解編】スペイン語試験DELE B2の特徴と、対策のコツを大公開!

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スペイン留学
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はな

2019年よりスペイン・バレンシア在住。英語・スペイン語話者。
社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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スペイン語学習者にとって、DELEは一つの目標や指標にもなる試験です。

しかし、日本でも受験者の多いTOEICや英検のように、試験に関する情報がゲットできないのが現状。

参考書も、日本語のものはほとんどありません。

そこで、2019月11月にDELE B2を受験した筆者が、個人的に感じたDELE試験の特徴おすすめの対策方法「読解編」「リスニング編」「筆記編」「面接編」の四つに分けてご紹介したいと思います!

ちなみにこの記事は「勉強方法」というよりは、筆者が個人的にたどり着いた「解き方のコツ」に焦点を当てていますので、悪しからず!

今回は、「読解編」です!

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DELEについて

まず初めに、DELEについて簡単にご紹介します。

他の「リスニング編」「筆記編」「面接編」でも同様の内容をここに記載していますので、それらのリンクから来たひとは、ここは飛ばし、次の項目から読み始めてください!

DELEとは、スペイン語の国際資格のことで、一度取得すると資格が失効することがないという特徴を持っています。

レベルはヨーロッパ言語共通参照枠MCER(CEFR)に基づき、A1(入門)、A2(初級)、B1(中級)、B2(中上級)、C1(上級)、C2(最上級)の6段階に分かれています。

DELE B2(中上級)

今回ご紹介するのは、中上級に当たるB2というレベルについてです。

複雑な内容や抽象的なテーマ、スペイン語の多様性を認識し、既知の専門的内容を理解することができる。流暢かつ自然で、聞き手に困難を与えない会話能力を持ち、明瞭かつ詳細な文章を作成し、推論的分析、ディベートなどができるレベル。

引用元:Instituto Cervantes,『DELEスペイン語検定のレベル

仕事や大学進学を考えている方は、B2以上が求められる場面が多いので、スペイン語を使える」という一つの基準と考えられているようです。

合格の基準

DELE B2では、「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能のうち、「読む」と「書く」がペア、「聞く」と「話す」がペアになって評価がされます。

ざっくりいってしまえば、60%以上の点数がとれる必要があるのですが、構成が複雑なので、単純に合計点が60%以上ならOKというわけではありません。

それぞれ技能ごとに25点ずつの配点がされ、この二つのペアの合計点で30点以上をとる必要があるからです。

少しややこしいので筆者の実際の点数を例にすると、

読む14.58点/25点58.32%
書く17.29点/25点69.16%
聞く10.83点/25点43.32%
話す23.75点/25点95.00%
「読む」「書く」合計31.87点/50点63.74%
「聞く」「話す」合計34.58点/50点69.16%

それぞれの合計点が30点(60%)以上なのでAPTO(合格)という結果でした。

これを見てわかっていただけると思いますが、かなり力技で合格しています(笑)

リスニング半分以下って…

DELE全体の傾向として、リスニングは難解で得点が低くなりがちなので、オーラルでカバーするというのがセオリーとしてあるようです。(もちろん人によりますが)

とはいえここまで極端な数字が出るとは思いませんでした。

こんな風に「本当にそれで合格といえるのか?」という点数でも一応APTOをもらえることもあるのですが、どの項目も60%以上とれる準備」を目指す必要があるといえます。

読解パートの構成と対策

ではさっそく、本題の「読解」の対策についてご説明してきたいと思います。

四技能あるうちの読解のパートは「Comprensión de Lectura」と呼ばれています。

「読解」は、4つの大問(スペイン語ではTarea)に別れており、70分間ですべての問題を解きます。

Tarea1(6問)  長文読解、適切な選択肢を選択する問題
Tarea2(10問) 4人の人物の文章の読解。
Tarea3(6問)  選択肢から文を選んで長文に当てはめる問題。
Tarea4(14問) 長文内の穴埋め問題。いわゆる語彙・文法問題。

対策の重要ポイント

初めに、伝えておきたい重要なポイントは2つ。

①どこから解き始めてもいい
②すべての答案の配点が同じ

特に二つ目のポイント、結構重要です。

B2の読解の試験時間は70分なのですが、よほど実力に余裕がない限り、時間が足りなくなると思います。

少なくとも筆者は足りませんでした…

ということは、点数が稼げる問題からとりかかり、言っちゃ悪いが正答率が低そうな問題はいさぎよく諦めるのも、一つの方法です。

合計問題数は36点なので、60%にあたる22点以上をとれるようになる方法を模索しましょう!

時間配分について

先ほど、36点中22点以上を目指すと言いましたが、筆者の場合、かなり偏った配分をして試験に臨みました。

Tarea4(15分)≫Tarea2(20分)≫Tarea1(15分)≫Tarea3(5分)≫見直し(5分)

順番はこの通りです。

後述しますが、Tarea4は語彙・文法問題なので、慣れれば比較的短い時間でも解き終えることができます。

Tarea3に5分しか時間を割いていないのは、どう頑張っても点数がとれなかったからです。(笑)

正直このパートは完全に諦めていました。

では、それぞれのパートにはどのような特徴のか、対策方法とともにご紹介します。

Tarea1 シンプルな長文読解

これは得意な人と苦手な人がいるかもしれませんが、長文を読んで、書かれている内容に最も近いものを3択の中から選ぶという問題です。

注意点としては、このパート、ひっかけ問題が非常に多いです!

いや、ひっかけ問題というか、選択肢の違いがそこまで大きくない…と言えばいいのでしょうか。

微妙なニュアンスの違いを聞いてくるような問題が多いです。

しかし、DELEのこの問題のいいところは、文章の順番に合わせて設問が設置されていることです。

だいたいでも、答えがどのあたりに書いてあるか予想がつきます。

配点はたったの6点ですが、ここで点数を拾えると余裕ができるので、とにかく長文をたくさん読み、読解のスピードと単語力をつけることが重要です。

Tarea2 4人の文章を読み適する選択肢を選ぶ

筆者が一番得意だったTareaです!

配点が10点と高い上、慣れれば安定して点数を稼ぐことのできるパートです。

問題の形式としては、4人の異なる人物の文章が掲載されており、その後、10個の選択肢の中から、誰の発言内容かを選ぶというものです。

4人の人物の語る内容は似通っており、小さな差をしっかり理解していく必要がありますが、文章が短くて読みやすいことや、人物のストーリーが明確なので内容を把握しやすいなどの特徴もあります。

個人的な解き方のコツは、4つの文章を読む前に、選択肢をざーっと日本語に訳すことです。

DELEは問題視への書き込みが自由にできますので(持ち帰りは不可)、要約やポイントを選択肢の横に書いておくと、文章を読みながら正解を探すスピードが上がります。

もちろん、すべての訳を書く必要はありません。というかそんな時間はありません。

その後文章を読みながら、気になる文章に下線を引いていけば、「本当に内容が適合しているか?」を見極めることができます。

Tarea3 欠落文の補足

最悪のパートです。(笑)

単刀直入に言えば、筆者はこのパートは捨ててました。

長文の中に6か所内容が抜けている部分があり、選択肢として与えられた中から適切な一文を選択し、長文を完成させるというものです。

ゆっくり時間をかけて解けばできないこともないと思いますが、決められた試験時間内にすべて理解するのは厳しい…です。

絶対無理…と思ってました。

そしてよりこの問題を難しくさせているのが、選択肢が6個以上ある」という点。

適当にすべてAを選択しておけばどれか当たるだろう」ということができないんです。

Aという選択肢が正答の中にあるとは限らないので…

さらに言ってしまえば、どんなに頑張って時間をかけて解いて全問正解でも、6点分にしかならないのです…

人によっては、この問題形式が得意!という人もいると思うので、「ここは捨て問にしろ!」と言いたいわけではありません。

ただ、70分のうちの貴重な20分、30分を費やして数点しか取れなかったら悲しいですよね。

それなら、より確実に得点に繋がるTarea2やTarea4に時間を割いたほうがよさそうです。

Tarea4 長文の穴埋め問題

読解問題の中でもっとも問題数が多いのがこのTarea4です。

長文の中に数か所穴が開いている部分があり、そこに三択の中から正解を選んでいくというものです。

ざっくり言ってしまえば、ここもTarea2同様に点数の稼ぎどころです。

基本的に文法や語彙に関するものが多いので長文の内容を細かく把握するというよりは、出題者の意図をつかむのがコツだと思いました。

ただし、接続詞(しかし、なぜなら、そのため…など)に関する問いが現れることもあるので、文章の流れは無視していい!というわけでは、もちろんありません。

DELEの出題傾向を見ていると、代名詞や前置詞はほぼ必ず出題され、その他直接法と接続法を選ばせる問題もよく見かけました。

文法の基礎が試されますが、きちんとB2レベルの文法範囲を網羅していれば、得点源になるパートです。

まとめ:ポイントは解く順番と時間配分!

DELEの流れで筆者が感じたポイントは以下の通りです。

Tarea2とTarea4で点数を稼ぐ
Tarea3に時間をかけすぎない
出題傾向を把握して、設問の意図を掴む

Tarea2とTarea4の配点は、それぞれ10点と14点です。

これはつまり、この二つで満点が取れれば、合格に必要な60%を確保できるということになります。

もちろん必ずしも満点がとれるわけではないと思うので、Tarea1・3も重要です

しかし、試験勉強の段階から、自分がどのペース配分で試験に臨めば、点数を最大化できるのかを掴んでおくことが非常に重要だと思いました。

今回この記事でご紹介したのは、あくまで「テクニック」部分であり、基本的な文法知識や語彙力が必要とされるのは言うまでもありません。

また、これは筆者が感じたことなので、人によっては他のアプローチ、解き方があるはずです。

こうやって合格した人もいるんだなー」くらいの感じで、さらっと参考にしていただけると良いかなと思います。

以上、DELE B2の「読解」対策でした。

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