これってマナー違反!?ヨーロッパの教会を見学する際の7つの注意点

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旅行ノウハウ
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はな

2019~2021年までスペインで語学留学。2021年秋からはイタリアで美術史修士課程。スペイン語 Dele C1, 英語 IELTS 6.5。社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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ヨーロッパ旅行において欠かせない観光スポットの一つが「教会」です。

ヨーロッパでは、どの街にも、歴史の深い価値のある教会建築が数多く残されています。

もちろん多くの観光地では、観光客向けの整備されていることもありますが、あくまで教会は「宗教的建造物」です。

そのため、教会を見学にあたって「絶対に守りたいルール」というものがいくつか存在します。

知らないうちにルール違反をしてしまった…ってことにならないように、これまで120以上の大小様々な教会を巡ってきた筆者が、教会見学で注意すべきポイントについてまとめてみました!

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教会見学の注意点①:大声を出さない

教会の中に入ったことがある人なら、誰でも感じたことがあると思いますが、内部は非常に静かです。

しんと張りつめた空気が、厳かで神聖な感覚を私たちに与えてくれます。

教会は、ミサ以外の時であっても、お祈りに来ている地元の人もいます。

こういった人の邪魔をしないためにも、静かに過ごすことは最低限のマナーです。

ヨーロッパの多くの教会は、実は音響効果をかなり意識して設計されているということをご存じでしたか?

ミサ中の讃美歌が、より美しく、より建物全体に響くように建てられているため、小さな声で話していても、意外と音が響いてしまうのです。

そのため、教会の内部ではなるべく大きな声を出さず、静かに観光を楽しむようにしましょう!

教会見学の注意点②:帽子は外す

いくつかの教会においては、入り口のところで「帽子NG」の看板が出ていることもあります。

教会は神聖な場所なので、看板がなくても帽子を外して入場するのが無難です。

その他、夏場でショートパンツや露出の多めの服を着ている人も注意が必要で、場合によっては、ストールの着用などを指示されることもあります。

簡単な羽織ものを持参しておくのがおすすめです。

例えば、スペイン・バルセロナのカテドラルはショートパンツNGです!

教会見学の注意点③:ミサ中は見学しない

ミサは英語でmassやserviceと言います!

これは特に日曜日に注意したいことですが、ミサの時間帯の見学は基本的にNGです。

オープンな教会では、ミサ中でも内部に入ることはできますが、写真をパシャパシャ撮ったり、内部をうろうろしたりするのは絶対にダメ!です!

私たちが神社やお寺でなにかの行事をしているときに、外国人観光客が周囲をうろうろして写真を撮っていたら、少しイヤな気持ちになりますよね。

静かに教会の隅に立ち、物音を立てずに過ごすか、ミサが終わったタイミングでもう一度訪れるようにしましょう!

教会見学の注意点④:飲食をしない

これも同然ですが、教会は休憩所ではありません。

実際のところ、教会には無数の椅子が設置されています。

筆者も観光に疲れたとき、なにもせずにぼーっとその椅子に座って教会の装飾を観察したり、考え事をしたりするのが好きです。

しかし、椅子があるから何でもしていい!というわけではありません。

特に飲食は入り口の看板で大きく「NG」と書かれていることが多いです。

書かれていなくても、飲食は外で行いましょう!

教会見学の注意点⑤:椅子に足を乗せない

教会の椅子の足の部分には、台のようなものが設置されていることが多いです。

一見、「足を置くもの?」とも思えてしまう形ですが、これは、お祈りをする人が膝まづくためのものです!

信者が膝をつくところに、観光客が足を乗せていたら、少し失礼ですよね。

椅子に座ること自体は問題ありませんが、座り方に注意しましょう!

教会見学の注意点⑥:フラッシュNG

筆者が訪れた教会の中では、体感80%が撮影OK、残りがNGという感じでしたが、いずれもフラッシュNGのところがほとんんどでした。

ヨーロッパに限らず多くの美術館でもそうですよね!

良いカメラを持ち歩いている人は別ですが、スマホで撮影をする人は、要注意です!

教会の中は薄暗いこともあるので、スマホのオートフラッシュ機能が発動して、意図せずフラッシュをたいてしまうことがあります。

写真を撮るな、というわけではありません!

あと悲しいですが日本のスマホは消音ができないので、カシャ―!って音が響きますよね…

海外仕様のスマホは設定でカメラ音を消すことができますが日本は盗撮対策のためにできません。

撮影していると「カシャカシャうるさい!消音しろ!」と思われてしまわないか、いつもひやひやしています。

教会見学の注意点⑦:注意書きをよく読む

観光客が行くような教会では、基本的に入り口に注意書きが書かれています。

わかりやすいように基本的に絵も描かれています!

なので、注意書きに書かれている禁止事項はしない、というのが、まず間違いない対応です。

それ以外の、注意書きのないような小さな教会にたどり着いた場合は、ここまで書いてきたようなことに注意すれば、ある程度はマナー違反にならずに済むと思います!

まとめ:リスペクトが大切!!

ここまで述べてきたことは、たぶんキリスト教文化の中で育った人にとっては、「当然のこと」なんだと思います。

でも、異なる文化を持つ我々には、知らないルールも結構ありますよね。

旅行中で浮かれてしまうこともあるかもしれませんが、最低限これらのことを守って、地元の人々へのリスペクトをもって見学をさせてもらうようにしましょう!

以上、ヨーロッパの教会を見学する際の注意点でした!

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