旅行を楽しみたいけど、安全に過ごすことを優先したい!
ヨーロッパ旅行というと、海外旅行の中でも比較的安全な地域というイメージがありますよね。
でも、旅行でなんのトラブルもなく安全に過ごすことを目的とするなら、厳重な「防犯対策」をすることをおすすめします。
ちなみに筆者はこれまでヨーロッパの40都市以上を訪れ一年以上スペインに住んでいますが、一度も盗まれたことがありません!これは結構自慢できます!
そこで今回の記事では、ヨーロッパ各国を一人旅した欧州在住の筆者が、旅行中にいつも行っているスリ対策8つをご紹介します!
貴重品はウエストポーチ!
ウエストポーチ!?と思った方、そうです、ウエストポーチです。
筆者は、旅行に行く際は、パスポート、クレジットカード、現金がある場合は現金をウエストポーチに入れて持ち歩いています。
そして、このウエストポーチをズボンの中に入れています。
はたから見ると、斜め掛けバッグ一つしかもっていないように見えるけど、実は本当に大切なものは見えないところに持っている、という感じですね。
ヨーロッパは安全な街が比較的多い(ヨーロッパは広くピンキリなのであまり明言したくはありませんが…)ですが、観光地にはスリがたくさんいます。
そして彼らはプロです。
気づかれないようにバッグを開けて中身をとっていくなんて、朝飯前です。
特に私たちのように、平和な環境で日ごろ生活している人間から貴重品を盗むのは、いともたやすいことでしょう…
集中していなくても自然と大事なものを守れるよう、ウエストポーチを肌身離さず持つようにしましょう!
ちなみに筆者は寝る時もつけてます!
ファスナー付きの斜め掛けバッグ
基本的なことですが、口が閉まらないバッグはヨーロッパ旅行ではNGです。
トートバッグタイプや手提げどちらも危険です。
必ずファスナー式のバッグを持参しましょう。
さらに、トートバッグのように肩にかけるタイプのバッグは、後ろから来た人にいきなりひったくられたら簡単に盗られてしまうので、それも危険です。
斜め掛けのものを使用し、肩にかけるだけではなく、必ず斜めにかけて持つようにしましょう。
特に日本の若い女性は、「斜め掛け=ダサい」というイメージがあり、肩掛けで持ちたい!と思う方も多いと思います。
大丈夫です。ヨーロッパでは、誰も気にしません!
しかも、肩掛けで持っているバッグはスリに狙われるだけでなく、ひったくりに合ったときに腕や身体がひっかかり、転倒などで最悪けがをする場合もあります。
どうしてもイヤだという人は止めませんが、自分の身の安全を守るためにも、おしゃれよりも機能性を優先してほしいところです。
ちなみに筆者は基本、お茶と折り畳み傘を入れるためにリュックも持ち歩いています。
視界から離れるリュックも盗難の危険があるので、貴重品はいれないようにしましょう!
ポケットの中に貴重品は入れない!
案外やってしまいがちですよね。
でも、危険なので絶対やめましょう!
特に上着のポケットの中やズボンのポケットについついスマホを入れてしまいませんか?
私はやっちゃいます…
そのたびに、ハッとしてバッグの中にしまうのですが、なかなか習慣が抜けずにたまにひやひやします。
ヨーロッパで狙われるのはもっぱらiPhoneです。
日本人は半分くらいがiPhoneユーザーなので、iPhoneを持っていると気づかれると、後をつけられて盗まれることも。
旅行中は写真をたくさん撮ると思うので、取り出しやすいところについスマホを入れてしまいがちですが、盗まれてしまったらその写真ももう、戻ってこないのです。
めっちゃ悲しいですよね。
なので、少々面倒くさいですが、スマホもファスナー付きバッグの中に都度しまうように心がけましょう!
バッグは上着の下に持つ
これは冬場に特におすすめなのですが、バッグはロングコートの下に持ちましょう!
スリから見えないうえに、気づかれない間に盗まれていた!という可能性は限りなく低くなります。
少しコートがもっこりするし、ダサい感じになってしまうのが難点ですが、繰り返します、ヨーロッパでは誰も気にしません!
スペインに住んでいると、日本人のファッションに関する感度の高さをいつも実感します。
そんなみっともない格好で外を歩くの恥ずかしい…と思う方もいるかもしれませんが、安全を守るためですし、かなり確実性の高い防御術になりますので、かなりおすすめです!
夏場はどうしたらいいの?と思った方、バッグを隠すものがない場合でも、バッグを後ろに向けず、身体の前部分に持っているだけでもだいぶ安心感が違います。
もちろんファスナー付きが大前提です!
現金、カードは分散する
これは、万が一盗難に遭ってしまった場合のことを考えてです。
一か所にすべての貴重品を持っていると、それを失ったときに身動きがとれなくなってしまいます。
そのため、なるべく現金やカードは、分けて持ち歩くようにしましょう。
例えば、筆者はこのような感じで分散しています。
ウエストポーチ→高額な現金、カード、パスポート
斜めバッグ →安物の財布(最低限の現金、メインカード一枚)
バックパック →現金3,000円程度
例えば万が一身ぐるみをはがされたとしても、宿においてあるバックパックにある現金3,000円で大使館まで行けるかもしれないですよね。(足りないかもしれないですが(笑))
運よく今のところは一度もスリに遭ったことはありませんが、様々なスリの状況を想定してこの分散のバランスに到達しました。
歩きスマホはしない
これ、意外と日本人がやってしまいがちなことですが、歩きスマホは本当に狙われます。
特に明らかにマップを見ていたり、明らかに調べ物をしていると、助けるふりをして注意をひいて財布を盗んだり、無意識にポケットにスマホを入れた瞬間を狙っていたり、とにかく狙われる危険が高まります。
実際筆者は自分の住んでいる街で、一度スリにスマホを盗られかけたことがあります。
そのときは友達とメッセージのやりとりをしていて、歩いたり立ち止まったりを繰り返していました。
詳しく知りたい方はこちらの記事へ!
運よくスリだと気づき難を逃れましたが、自分でも「気を引き締めないと!」と思った出来事でした。
ブランド品は絶対NG!
ブランド物は絶対にNGです!!
持っていく必要ありません!!(笑)
むしろ、筆者が日本から旅行に来ていたときは、普段使っているお財布は家に置いて、100均で買ったものに持ち替えていました。
でも私の財布そんなに高くないし…と思った方。
ヨーロッパでは、少なくともスペインの若者の間では、「5,000円以上の財布」は高級品です。
もしあなたが中価格帯のブランド物の財布(2~5万円など)を使用しているなら、旅行用に安物を買うことをおすすめします。
ちなみに筆者は現在モロッコのお土産で買った700円のお財布を毎日使っています!
それくらいのものでいいのです。
カードもたくさん持ってきても邪魔になるので、現金とクレジットカードが一枚入るだけのものにしましょう!
ブランドのバッグは論外です!
「お金持ちです。盗んでください。」と言っているように見えます!(極論)
万が一のときに走れる靴
これも意外と重要ですが、走れる靴を履いていくのをおすすめします!
まず、シンプルにヨーロッパの道は歩きづらいです。
特に旧市街エリアでは、昔ながらの石畳を今に残している場所も多いので、硬い革靴等を履いてくると滑りやすく、危険です。
スニーカーか、履きなれた柔らかいブーツがおすすめです。
もちろん、ヒールは論外です。
マジで危険です。捻挫します。
ひったくりや危険な目に遭う可能性が高まるのはもちろん(盗んでも追ってこれないと思われる)、普通に歩きにくいです。
おしゃれしたい気持ちはわかりますが、安全に旅行をしたいのであれば、機能性を重視した靴を選びましょう!
まとめ:やりすぎ?いいえ、それくらいでいいんです!
ここまで、8つの防犯対策をご紹介してきました。
正直、やりすぎでは?と言われることもあります。
友達にもよく言われます。
しかし、結果的に、これまでの旅行や海外生活では一度もスリに遭わずに済んでいるので、結局これくらいしておけば割と安全、という対策なのかなと思います。
最初は窮屈に感じますが、慣れれば習慣的にできるようになります!
安全にヨーロッパ旅行を楽しむためにも、ぜひこれらの8つの対策を取り入れてみてくださいね!
以上、私の8つのスリ対策でした。
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