多言語学習って効率悪い?【つれづれ語学コラム】

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つれづれ語学コラム
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はな

2019~2021年までスペインで語学留学。2021年秋からはイタリアで美術史修士課程。スペイン語 Dele C1, 英語 IELTS 6.5。社会人留学、語学学習ときどき旅行についてまとめています。趣味は美術館・教会巡り、ポストカード・古紙幣収集。

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スペイン滞在3年目になりました。はなです。

2020年、コロナによって世界の情勢が急激に変わったことなど、色んな縁があってスペイン・バレンシア生活3年目に突入。

コロナがなければ2020年の夏からカナダに行く予定だったので、人生本当にわからないです。

さて、本題ですが、今日は多言語学習について語りたいと思います。

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二言語以上を同時に勉強する

先に触れた通りは筆者は現在スペインに住んでいます。

スペイン滞在の一番の目的は「スペイン語力アップ」なので、現地にいる間は自分なりに日々学習に励んできました。

友だちとの会話は70%スペイン語、30%英語というような割合です。

友だちみんな基本的に両方話せるけどレベルにばらつきがあるので、相手に合わせて適当にスイッチします。

ただ、会話はスペイン語の方が圧倒的に得意なので、英語で話しかけられても咄嗟にスペイン語で答えることがよくあります。

二言語平行型から一言語特化型へ

そんな感じでスペイン語をメインに、英語は片手間?で頑張ってきた筆者でしたが、先月2021年3月からは英語集中型で勉強をしています。

きっかけは、欧州内での大学院進学でした。

結構長い間ぼんやりと「スペインで院進」と考えていたのが、なぜか急に「他の国でもいいかも」と思い立ったのでした。

スペイン語と英語以外はほぼ全くできず、他の国でわざわざスペイン語でのコースがあるとは考えづらいので、スペイン以外の国で進学するとしたら英語でのコースを探すことになります。

まずは英語でC1、具体的にはIELTS7.0以上を目指そう!

という感じで、英語を一生懸命勉強することになった次第です。

つまり平たく言えば、今の筆者の生活は日常会話はスペイン語中心、勉強は英語中心という感じです。

二言語学習は効率が悪い?

よくTwitter経由で受ける質問に、こんなものがあります。

「二言語同時に勉強して混乱しませんか?効率悪くありませんか?」

個人的な答えとしては、

ハイ。混乱します。
ハイ。効率が悪いかもしれません。

という感じです。笑

では何故やっているのか、というと、単純にどっちもレベルアップしたいからなんですよね。

効率悪いのかもしれないけど、まずは一つだけ頑張って、習得した後(数年かかると想定)に別の言語を頑張るというのが、自分には合わないなと思いました。

両方できるようになりたいから、両方頑張っちゃえ〜という感じです。

せっかちな性格なので、思い立ったらなんでもすぐに挑戦してみたいのです。

一つの言語をやる間にもう一つを”我慢する”ということができませんでした。

以前ブログ記事に詳しくまとめたことがありますが、メリットも結構あります。

・飽きた時に気分転換できる
・どちらのレベルも落とさずに済む
・似てる単語を予想できる

などです。

目指すレベルと目的を明確に

どのレベルを目指すか、何を目的にしているかも大事だと思います。

趣味として語学をやりたいのであれば、広く浅く色んな言語を勉強するのも楽しそうです。

ただ今回の私の(逼迫した)状況のように、「いつまでにテストで何点とらないといけない!」という場合は、一言語に絞ってある程度まとまった時間を割いた方が良いと思います。

実は私は2020年夏にカナダに行こうとしていた時、その目的はフランス語を学ぶことでした。

フランス語が公用語であるモントリオールという街に行くつもりでした…

しかしコロナの影響で当然計画は頓挫、ロックダウンで時間が有り余っていたので英語とスペイン語の学習を本格的に再開した次第です。

カナダに行けなかったことは正直とてもショックでしたが、ここで英語とスペイン語に真剣に向き合えたのはいい機会でした。

当時の筆者は、なんとなくどちらの言語でも日常会話はできていたし、ニュースや本もある程度理解できたので、「習得した」気分になっていました。

だから「新しくフランス語やろ〜」と呑気な考えだったんだと思います。

真剣に学び直して初めて、自分がいかに「まだまだ」だったかを思い知り、現状に満足せず、もう一段階上を目指すことへの決心がつきました。

仮にフランス語を学ぶ人生になっていても、それはそれで面白かったと思います。

でも色んな巡り合わせで現在に至ったので、人生って面白いな〜そういう運命だったのかな〜と思います。

結論:何を優先したいか?が大事!

というわけで、筆者の結論は「目的によって多言語並行型と一言語特化型を決めるのが良い」という感じです。

多言語やるということは、1日に確保できる学習時間も分散されるということです。

当然、一言語に全ての時間を費やした方が、成長速度は早くなります。

自分に合わないと思ったらやり方を変えればいいし、楽しく目標達成に向けて頑張れる方法を見つけるのが大切かな、と思いました。

以上、多言語学習についてでした!

コメント

  1. 宮本 奈美 より:

    こんにちは。

    偶然このブログにたどり着いてしまいました。

    私はロシア語と英語とベトナム語を同時に勉強しようとしています。

    多言語同時学習って、大変ですけど、楽しいですよね。

    お互い頑張りましょうね。

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