良い所ばかりが語られがちな留学ブログ。
それらを読んでいると、「なんて素敵な街!」「完璧!」と、偏ったイメージを持ってしまうこともあるかもしれません。
その結果、実際に渡航してみて「あれ…?思ってたのと違う…」となる可能性も。
そこで今回の記事では、一年間バレンシアに住んでみて感じた、この街の好きになれないところを6つご紹介します!
勘違いしないでほしいのは、バレンシアは留学にマジでおすすめです!これは、リアルな発信をするために書いているだけなので、参考程度にしてください。
バレンシアのデメリット①:犬の糞
これはバレンシアだけじゃなくてスペイン全体に言えることかも?と思ったのですが、スペイン人も「バレンシアは特にひどい」と言っていたので、ここに載せます。
犬の糞、めちゃくちゃ多いです!
今はもう慣れましたが、最初留学に来たときは「え!?」って毎回驚くレベルでした。
海外では歩きスマホは防犯の都合上良くない…と言われますが、バレンシアで歩きスマホをしたら50%くらいの確率で糞を踏みます。
なので、ゼッタイ辞めましょう。
犬の糞を踏むことがある意味日常化しているので、みんなそこまで文句を言うこともないです。
そして、飼い主は今日も糞を拾わない…
バレンシア出身の人に聞くと、数年前に比べてかなりマシになった!ということですが、それでも綺麗な日本の道に慣れている人は、最初はびっくりすると思います。
バレンシアのデメリット②:水質
これは地中海沿いの街ではよく言われることですが、「水の質」が結構悪いです。
ヨーロッパは水道水が硬水のことが多いので、日本人の身体に合わず、飲むとおなかを壊す…という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
バレンシアの水は、そういうレベルではありません。
髪の毛は、一週間もすればパサパサになります。(笑)
逆に、一時帰国の際に、日本の水で髪を洗って感動しました。
水が…柔らかい…!髪がするする通る…!
現地の人には「水道水普通に飲めるよ~」と言われますが、私はいまだにスーパーの水を飲むようにしています。
ケトルを使ってお湯を沸かすと、底に石灰が溜まります…
飲んでも問題はないのでしょうが、日本の水と比べてしまうとどうしても…という感じです。
ちなみにスペインの洗剤は、地域の水の質によって使用量が定められていますが、それによればバレンシアの水は最も硬く、必要な洗剤の量が多い地域になっています。
バレンシアのデメリット③:アクセス
これは留学、ワーホリしながらスペインの色んな都市に行ってみたいと考えている人には少し悲しいお知らせです。
バレンシアは、他の街へのアクセスがそこまでよくありません。
例えばスペイン南部アンダルシアに行くとなると、飛行機を利用するか、電車で一度マドリードまで出て乗り換えをする必要があります。
バルセロナ、マドリードへは行きやすいです!
郊外に空港があるので、LCCなどを利用すれば他の国へも簡単に行くことができます。が、当然ですがバルセロナやマドリードに比べれば直行便の就航数は少ないです。
EU内への渡航でも、航空券を検索すると近くの島、マヨルカ島を経由した結果が沢山出てきます。
もちろん、日本からの直行便もありませんので、他の都市での乗り継ぎが必要です。
バレンシアのデメリット④:G
これ、唯一私が耐えられないかも…と思うことです。
まじで、まじで多いです。
スペイン語ではC(Cucaracha)です。
日本では道端での遭遇率はそこまで高くありませんが、バレンシアでは、夏場、道を歩けばGに出会います。
例えば、20分の道のりを歩くと5匹は遭遇する、そんなレベルです。
明け方には、酔っ払いに踏みつぶされた死骸が道に転がっています。
こんなわけですから、最終的には道の枯れ葉やゴミも全部Gに見えてきて、かなり精神的に病みます。
そして、なにより、バレンシアの夏は長いです。(笑)
いつか慣れるよ~と地元の人には言われますが、とりあえず一年で慣れることはありませんでした。
ちなみに家の中にも出るの?
と思われた方もいるかもしれませんが、私は家の中では出会ったことはありません。
もしバレンシアでシェアハウスPiso(ピソ)を借りる場合は、4階以上で1階が飲食店でない場所を選ぶと良いと思います。
バレンシアのデメリット⑤:夜遊び
私はそこまでクラブ遊びや夜遊びに関心がないのでそこまで気になりませんが、刺激的な遊びはバルセロナやマドリードに比べて少ないです。
もちろん、それらの都市に比べたらイベントごとも少ないです。
私の体感のイメージでは、バレンシアは「名古屋」です。
遊ぼうと思えばそれなりに楽しめるけど、東京や大阪みたいな刺激的なものが常にあるわけではない。という感じ。
でも逆に言えば、バレンシアではビーチで日光浴、公園でピクニック、バルのテラスでビールが「娯楽」として市民に愛されている、のほほんとした街です。
もちろん大型のクラブもないわけではないので、踊るのが好きな人もエンジョイすることはできますよ!
バレンシアのデメリット⑥:火祭りの爆音
「火祭り」という名前がついているので、「燃やす」ことにフォーカスされがちですが、個人的には「爆竹祭り」と改名してほしいくらい、四六時中爆竹が鳴り響きます。
3月15日から19日までの5日間がお祭り期間に当たりますが、3月1日から徐々にその準備が始まるため、お昼の14:00には毎日市庁舎広場で爆竹が上がります。
私の家は、市庁舎広場から歩いて40分くらい離れていますが、ばっちり聞こえます。
火祭り期間の爆竹は、イベントとして花火のように打ち上げられる大型のものから、個人が購入して街のどこでも使用できるものまで、幅広く用意されています。
そしてこれ、昼夜問わず常に鳴り響きます。
街の中心地に住んでいる人は、「うるさくて寝れなかった…」という人もいるくらい、とにかくずっと鳴っています。
火祭りというお祭り自体は、非常に楽しいです!
しかし、これかなり音が大きいので、筆者のように突然の大きい音が苦手な人にとっては精神的苦痛がかなり大きいです。
ガチで耳を塞ぎながら歩いていました。
雷、風船、踏切が怖い人(全部私(笑))、火祭り期間は、気を付けてください!
まとめ:デメリットを凌駕するほどのメリットも!
ここまで、バレンシアについてネガティブなことを語ってきました。
が、勘違いしないでほしいのは、バレンシアは本当に魅力的な街だということです!
人にもよりますが、住みやすく、語学学習にも最適な街です。
しかし、良い面ばかりを述べてデメリットを伝えないのもどうかな…と思ったので、今回は正直にバレンシアの好きじゃないところを書いてみました。
少しでも留学・ワーホリ先で迷っている人の参考になればと思います!
以上、バレンシアに留学するデメリットでした。
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